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エンジェルスから今季8勝のベテラン右腕が流出か。ジャイアンツと合意間近と現地報道「ローテの後ろで活躍できるだろう」

今季はエンジェルスで8勝をマークした34歳コブ。来季の新天地が決定しつつあるようだ。(C)Getty Images
 ロサンゼルス・エンジェルスの34歳右腕がチームを去るようだ。

 現地時間11月29日、米専門局『MLB Network』のジョン・ヘイマン記者は公式Twitterを更新し、「アレックス・コブとサンフランシスコ・ジャイアンツの契約がまとまりつつある」と報告。その内容はまだ明らかになっていないものの、契約成立の可能性が高そうだ。

 今季ボルチモア・オリオールズからエンジェルスにトレード加入したコブは、2度の故障者リスト入りをしながらも18試合(93回1/3)に登板し、8勝3敗、防御率3.76をマーク。奪三振率(24.9%)ではキャリア最高の数字を残すなど、ベテランらしい貫録のパフォーマンスを見せた。
  記事内では、新天地が決まりそうなコブに「ローテーションの後ろでしっかりと活躍できるだろう」と期待のコメント。「懸念されるのは健康状態」としつつも、シーズン終盤のパフォーマンスについて「すべての球種の球速が維持され、故障者リストから復帰した後も劣化しているように見えなかった」と高評価を下している。

 一方、ジャイアンツについては「今オフにローテーションの補強を狙っている」と現状を説明。また、ケビン・ガウスマンのトロント・ブルージェイズ移籍によって「1人の空席ができた」とのことで、「コブの契約が成立してもまだローテ補強の余地があり、そのための資金も十分にあるはず」だという。

 エンジェルスにとっては痛い流出となるが、今オフには投手陣の補強へ向けてノア・シンダーガード、マイケル・ローレンゼン、アーロン・ループらと契約を結んでいる。それでもいまだ消えぬローテーションの不安を払拭すべく、今後どのような動きが見られるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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