バドミントン, 世界ランキング

実はプロは少ない!バドミントンのプロ選手と実業団選手の違いとは?

バドミントン選手についてこのようなお悩みはありませんか?

「バドミントン選手はプロ選手なの?」
「バドミントン選手と実業団選手の違いは?」
「バドミントン選手はどこにも所属していないの?」

本記事では、バドミントン選手についてプロ選手と実業団選手との違い、さらにはプロ選手の所属についてご紹介していきます。

日本のバドミントン選手はプロ選手?

日本にはたくさんのバドミントン選手がいて、中には世界ランキングで1位に輝く選手もいますが、実は日本のバドミントン選手の多くは「プロ選手」ではありません。

というのも、日本でトップバドミントンプレイヤーとして活躍している選手の中には「実業団選手」と「プロ選手」の2種類の選手が存在しており、多くのバドミントン選手にとって「実業団選手」のほうがバドミントン選手として活動しやすいからです。

このような理由から日本国内だけではなく世界的にみてもプロバドミントンプレイヤーは数が少なく、日本国内では池田信太郎選手、奥原希望選手、桃田賢斗選手などが代表的なプロバドミントン選手となっています。

バドミントンの実業団選手とプロ選手の違いは?

バドミントンの実業団選手とプロ選手の最大の違いは給与面です。

バドミントンでも有名な日本ユニシス・NTT東日本・再春館製薬などの企業に実業団選手として正社員契約をすることで、スポンサー料や大会の賞金などに加えて一般的な会社員のように所属している企業から給料が支払われるため、ケガなどをして大会に出場できない場合であっても一定の給与は保証されています。

しかし、プロ選手の場合は所属先から給料は基本的に支払われないため、スポンサー料や大会賞金が得られなくなってしまうと給与が0になってしまうのです。

つまり、バドミントンのプロ選手になるためには、バドミントンの大会で継続的に結果を出すことのできる実力はもちろんのこと、バドミントンメーカーなどからスポンサードされる人間性も大切になるのです。

バドミントンのプロ選手は無所属なの?

先ほどもお伝えした通り、バドミントンのプロ選手は企業と正社員契約をしておらず給料をもらうことはありませんが、無所属というわけではありません。

一般的にバドミントンのプロ選手はどこの団体にも所属していないということではなく、企業と「契約社員」として契約をして練習場やトレーニングルームなどを提供してもらっていることが多くなります。

例えば、2021年にバドミントンのプロ選手に転向した桃田賢斗選手は、もともとはNTT東日本の正社員として契約をして実業団選手という位置付けで所属していましたが、プロ転向するためにNTT東日本との雇用形態を「契約社員」に変更してプロ選手としてサポートしてもらっているのです。

このように、実業団選手とプロ選手の契約の境目は少し曖昧となっており、さらに「プロ契約」という言葉を使わないことも多いため、バドミントン選手がプロ選手なのか実業団選手なのかが曖昧になっているケースも少なくありません。

まとめ

本記事では、バドミントン選手についてプロ選手と実業団選手との違い、さらにはプロ選手の所属についてご紹介していきました。

バドミントンは世界的にみてもプロ選手が少ないスポーツですが、それでも自分を追い込んでさらに好成績を収めるために日本のトップバドミントンプレイヤーもプロ選手としてバドミントンの大会に出場していることもあります。

ぜひ本記事を参考にしてプロのバドミントンプレイヤーの特徴を知ってみてください。

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