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【卓球】松下浩二ZCの性能を徹底レビュー 元日本代表のレジェンドが手掛ける次世代カットマン用ラケット

VICTASのラケット『松下浩二ZC』は、カット主戦型のプレーヤーのために開発された、攻撃とカットの安定感を追求した卓球ラケットです。『松下浩二ZC』にはどのような特徴や性能があり、どのような選手に適しているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

『松下浩二ZC』とは

『松下浩二ZC』はVICTASから発売されている、特殊素材入りの守備用ラケットです。全日本選手権で4度の優勝、世界選手権銅メダルの実績を持つ、VICTASの代表取締役社長・松下浩二さんが開発に携わっています。

VICTASには、カットマン向け卓球ラケットシリーズとして人気を誇る「松下浩二(KOJI MATSUSHITA)」シリーズがあり、今回の『松下浩二ZC』は、2015年12月に発売された『松下浩二スペシャル』以来約8年ぶりとなる「松下浩二(KOJI MATSUSHITA)」シリーズの新作ラケットです。

ラケットの構成は木材5枚+Zカーボン2枚モデルで、板厚は5.8mmと、ラケットの中では平均的な部類です。グリップはシェークハンドのFL(フレア)とST(ストレート)の2種類です。

また、重さは87g前後で、やや重めとなっています。カット用ラケットは重くなればなるほど、相手の球威に影響されにくくカットがやりやすくなります。

『松下浩二ZC』の特徴

ここからは、『松下浩二ZC』の特徴について解説します。

特徴①:カットや攻撃の安定性

『松下浩二ZC』の特徴1つ目は、カットや攻撃の安定性です。

ラケットに使用されているZカーボンはもともと攻撃用ラケットに使用されており、弾むイメージがありますが、『松下浩二ZC』は弾むような感覚がありつつもカットもやりやすいように設計されています。カットをする時は木材の良さと安定感が残っており、ボールを持つような感覚で打球することができます。また、攻撃をする時にはボールを食い込む感じがあるので回転もスピードも出せます。

特徴②:特殊素材特有の性質

『松下浩二ZC』の特徴2つ目は、特殊素材特有の性質です。

木材のラケットは当たる所が悪いとミスが出やすくなりますが、カーボン入りの『松下浩二ZC』は、少し当たり所が悪くてもボールの飛び方が変わらないため、ミスが少なく、安定感があります。

特徴③:響くような打球感

『松下浩二ZC』の特徴3つ目は、響くような打球感です。

特殊素材とかカーボンとか入ったラケットは弾むような打球感がありますが、『松下浩二ZC』は2011年に発売した5枚合板の『松下浩二』に近い感覚で作られており、カットをしたときに響くような感覚があります。

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