久保建英の相棒セルロートがビジャレアルに移籍!ソシエダでさらに高まる久保の重要度
アレクサンデル・セルロート(Photo by Juan Manuel Serrano Arce/Getty Images)
7月25日、ビジャレアルはノルウェー代表FWのアレクサンダー・セルロートを獲得したと発表した。
完全移籍となり、2028年6月までの5年契約となる。
セルロートは昨季ライプツィヒからレアル・ソシエダにレンタル移籍しており、公式戦16得点4アシストを記録していた。
ソシエダはセルロートの買取りを希望していたが、ライバルクラブであるビジャレアルに移籍することとなった。
セルロートの買取り失敗もFWの層は厚いソシエダ
昨季のチーム得点王であるセルロートがいなくなるため、ソシエダにとっては痛手ではあるが、緊急事態とはならない。
なぜならば、今季のソシエダはFWの層が十分に厚いからだ。
昨季の序盤はエースのオヤルサバルが長期離脱中で、エース候補だったイサクがシーズンが始まってすぐにニューカッスルへ移籍。
さらに移籍金2000万ユーロ(約28億円)+オプション最大600万ユーロ(約8億円)で獲得したナイジェリア代表FWウマル・サディクが右足前十字じん帯断裂の怪我を負い、シーズン終了まで離脱となっていた。
このような経緯により、「セルロートと久保建英の2トップ」という形が生まれたわけだが、今季はオヤルサバルもサディクも万全の状態でシーズンを迎えられる。
さらには期待の若手FWのアリ・チョも着実に力を付けていて、ある程度戦力として計算ができるCFのカルロス・フェルナンデスもいる。
左WGはオヤルサバルがファーストチョイスだが、バレネチェアやロベルト・ナバーロといった期待の若手もいるため、十分にシーズン終了までローテーションで回せることだろう。
久保建英にかかる期待は大きい
7月26日には日本代表MF守田英正が所属するスポルティングとプレシーズンマッチを行ったレアル・ソシエダ。
結果は0-3で敗れたわけだが、オヤルサバルやサディクはまだ本調子には程遠いパフォーマンスだった。
実力は間違いなくある2人なだけに、シーズンインしてから徐々にハイパフォーマンスを見せてくれるはずだが、シーズン序盤はやはり久保建英がチームを引っ張っていく必要があると言えるだろう。
スポルティングとの試合でも1人だけプレースピードが明らかに速く、ソシエダにとってもはやエースと言える存在だ。
ダビド・シルバが怪我により今季絶望であるため、イスコやチアゴ・アルカンタラといった名手を獲得する可能性もあるが、久保は右WGを中心にトップ下なども務めることになるだろう。
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