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「思い込みがあった、気をつけなきゃ」 石川遼はプリファードライ“なし”を忘れて1罰打

石川遼は“うっかりミス”を反省。「気をつけなきゃ…」(撮影:福田文平)

<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 3日目◇24日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇7036ヤード・パー72>

ムービングデー出だしの10番パー4。石川遼はセカンドショットを打つ前にフェアウェイにあった自分のボールを拾い上げて、1罰打を受けた。予選ラウンドでは悪天候のため、追加ローカルルールで『プリファードライ』※が設定されていたが、この日は採用されていなかった。

予選ラウンドでは、球がフェアウェイかそれ以下の長さに刈られたジェネラルエリアの部分にある球を対象に、基点から1クラブレングス以内での処置が認められていた。だが、きょう3日目は採用されておらず、石川はインプレーの球に手を触れてしまった。

石川もスタート前に「確認はしていた。『プリファードライきょうは無し』と言われて、それは分かっていた」と認識していたが、ティショットを打った後に、「頭が回っていなくて、雑談しながら自分のボールのところまで行ったら、すっかり忘れてしまった」と頭から抜けてしまっていた。

インコース第1組として午前8時30分にスタート。まだフェアウェイが柔らかく、やや湿っていたこともあっての勘違いだったが、「自分の思い込みもあった。気をつけなきゃ」と反省しきりだった。

結局、10番をボギーで滑り出すと、11番ではバーディとしてバウンスバック。だが、その後は5つのバーディを奪うも2つのボギーと1ダブルボギー。伸ばしあいの様相となっているなか、「71」とひとつしか伸ばせず、トータル7アンダーは57位タイに後退した。

先週には海外メジャー「全米オープン」で4日間を戦い抜き、そのまま強行スケジュールで臨んでいる選手会主催の一戦。時差ボケも「ぶっちゃけ、やばいんですよ」と疲れも否めないが、最終日に追い上げを見せたいところ。「疲労は割とあるので、いいコンディションであしたを迎えて、終えるようにしたい」と見据えた。

※プリファードライ:悪天候などの影響でコースコンディションが悪い時に、コースの損傷やフェアプレーを目的として、ボールを拾い上げて汚れを拭き取り指定範囲内に無罰でプレースすることができるローカルルール

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