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「ひとつでも上のレベルにいけるように」 桂川有人が目指す舞台へ抱く“挑戦姿勢”

この4日間は桂川有人にとって大きな財産となった(撮影:Yasuhiro JJ Tanabe)

<全米オープン 最終日◇18日◇ザ・ロサンゼルスCC ノースC(米カリフォルニア州)◇7421ヤード・パー70>

海外メジャーとしては自身2度目、そして初出場となった「全米オープン」で、桂川有人はトータル9オーバーの58位に終わった。スコアについては悔いも残るが、それ以上に得たものは大きい。

「泥臭く」プレーした予選ラウンドから一転、週末はいまの自分を試す場として大舞台を目いっぱい使った。「正直、ゴルフをきれいにしようとは思っていなかった」と、いま抱いている課題、スイング、ストロークなどをトライし、良いも悪いも、その感触をつかもうとした。

「こういう場で挑戦するのもひとつ大事な部分で、さらに成長できるような気がしたので挑戦してみた。悪い球が出ちゃうとコースが難しいのでバタバタしてしまうけど、全体的にそんなに悪くないのかなというフィーリングはある」。米国での最終予選会を突破して自ら掴んだ大舞台で、課題をしっかりと把握することができた。

改めて感じた課題はグリーン上。それでも「フィーリングが良くなってきているので、結果がもう少しでつきはじめてくるのかな」という兆しも感じ始めている。

今季は下部のコーン・フェリーツアーが主戦場。来週こそ1週間のオフを挟むが、再来週からは米ツアーのマンデートーナメントに挑戦する予定。スケジュールも一筋縄ではいかずに試行錯誤が続いているが、「それだけ選択肢があるのもいいことですし、いい悩みかなと思います」と前を向く24歳。「自分のいまの立場から、ひとつでも上のレベル、ステージにいけるように、これからも頑張っていきたい」と目標とする舞台に向けて、これからも挑戦を続けていく。

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