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20歳の若武者・長野泰雅が“プラン通りのプレー”で トータル10アンダー単独3位につける

初日に続き「68」で回り3位タイまで浮上した長野泰雅(撮影:藤井孝太郎)

<ハナ銀行インビテーショナル 2日目◇16日◇千葉夷隅ゴルフクラブ(千葉県)◇7636ヤード・パー73>

日本と韓国の共同主管による新規大会は、第2ラウンドが終了した。今大会からブリヂストン『Bシリーズ』のプロトタイプドライバーを投入している20歳の長野泰雅(ながの・たいが)が、初日に続き、5バーディ・ボギーなしの「68」でプレー。トータル10アンダーで3位タイにつけた。

この日、1番から午後組みでスタートした長野は、前半4つのバーディを奪う快進撃。「前半はピンチもなくホントにいいプレーができました」というようにほぼ完ぺきなプレーをみせる。

後半の10番パー4でもバーディを奪い、トータル13アンダー・首位の佐藤太平を射程に捉えたかにみえた。しかしここから一転、我慢のゴルフが続き、残り8ホールをすべてパーでプレーを終えた。

原因は、前半好調だったドライバーが残り4ホールの時点で右へ飛ぶようになってしまったこと。「出球から右へプッシュするような感じになっちゃって、とらなきゃいけないホール(12番、17番のパー5)でバーディをとれませんでした」と長野。

さらに「後で気づいたんですけど、(スイングの)リズムが早くなってたんじゃないかと思うんです。だいたい悪くなる時はいつもそうなので」と、ラウンド中に気づけなかったことを悔やんだ。

ただ、すでに修正ポイントはしっかり自覚できている。「明日に向けてドライバーショットを調整します」と力強く語った長野。周りは気にせず、目標とする「毎日5アンダー、4日間で20アンダー」を目指せばその先の結果はおのずとついてくると話す。

「20までいけば、あとは最終日の後半そこから一気にいきたい」と戦いのプランを明かした長野。ドライバーショットを修正して、明日からの決勝ラウンドに備える20歳の若武者は、どんなプレーをみせるのか。男子ツアーの見どころは多い。(文・土屋裕一)

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