写真：三笘薫(提供：REX/アフロ)
5月24日、プレミアリーグ第32節「ブライトン対マンチェスター・シティ」の一戦が行われ、1-1の引き分けとなった。
日本代表MF三笘薫は、中2日ながらスタメン出場し何度もチャンスを作るなどフル出場を果たした。
ブライトンは勝ち点1を積み上げ、来季のEL出場権を獲得した。
攻撃的な両クラブならではの魅力的な試合に
前半25分にフォーデンのゴールで幸先よく先制したシティだったが、ブライトンもそこから盛り返す。
30分、ブライトンの右サイドからのCKが左サイドに流れると、走り込んだ三笘が胸トラップをしながら体でゴールに押し込む。
ゴールかと思われたが、ゴールラインを割る間際に手に当たっていたため、ノーゴール判定となった。
37分、ブライトンのエンシソが同点弾を叩き込む。
チェルシー戦でもミドルシュートを決めているが、それと同様かそれ以上の素晴らしい弾道のシュートだった。
43分、勢いに乗るブライトンは、三笘が裏に抜けるウェルベックへ斜めのパスを入れると、このパスをウェルベックが豪快にシュートを決める。
しかし、この抜け出しがわずかにオフサイドとなりノーゴール判定となった。
前半終了間際にも、三笘のスルーパスからエンシソが抜け出し、クロスがフリーのウェルベックに繋がるが、ヘディングシュートをミスしてしまう。
攻撃的な両クラブらしい魅力的な試合が展開されていく。
後半に入っても激しいポゼッション争いが続く。
64分、エストゥピニャンのクロスを三笘がエリア内で胸トラップし、シュートを放つが、これはGKオルテガが体を張って防ぐ。
78分、シティのハーランドがヘディングでシュートを決めるも、VARの結果DFのユニフォームを引っ張ったことによるファウルとなり、ノーゴール判定となった。
80分、グロスのクロスから三笘が高い打点でヘディングするが、ボールはクロスバーの上に超える。
その後も見ごたえのあるゲームが続いたが、スコアは動かず1-1で試合終了となった。
この結果、ブライトンは勝ち点を62に伸ばし、来季のEL出場権獲得となった。
クラブ史上初となるEL出場権獲得を成し遂げるという偉業達成に、三笘は大きく貢献したと言えるだろう。
最高峰のレベルを体感した三笘
マンチェスター・シティは、間違いなく世界で1位2位を争うレベルのクラブだ。
そんなシティとの試合を初めて体感した三笘にとっては、最高の経験となったはずだ。
特にイングランド屈指のSBであるカイル・ウォーカーとのマッチアップは、三笘にとって貴重な経験となったことだろう。
中2日ということもあり、70分あたりからはかなり体が重たそうだったが、それでも試合を通して何度も見せ場を作った。
まだシーズンは終わっていないが、公式戦10得点7アシストと初年度としては素晴らしい結果だったと言える。
来季は初となるELを経験することとなるが、優勝を目指すとともにプレミアリーグで4位以内に入りCL出場権獲得を目指すことになる。
個人としてもさらにレベルアップしていく必要があるだろう。
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