「開幕戦キラー」久保建英、W杯初戦のドイツ戦で活躍の予感
写真:久保建英(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
11月23日(日本時間22:00)、ついにカタールW杯初戦のドイツ戦が行われる。
日本代表は怪我人が多くコンディション調整に苦戦しているものの、ベストメンバーに近い布陣で臨むことができそうだ。
注目は何と言っても久保建英だろう。
今大会の最年少プレーヤ-でありながらも、実力と経験も十分であり、「初戦キラー」でもあるのだ。
初戦にめっぽう強い久保建英がやってくれる予感
近年の久保は確かな力を付けており、日本でもトップクラスの選手であると言える。
そして、「開幕戦にめっぽう強い選手」でもあるのだ。
東京オリンピックの初戦を思い出してみよう。
初戦の南アフリカ戦にスタメンとして出場した久保は、71分にこの試合唯一となる得点を奪っている。
エリア内で相手のマークを振り切り左足一閃で決めたビューティフルゴールだった。
さらには今季のラ・リーガ開幕戦でもゴールを奪っている。
新加入選手でありながらFWとしてスタメン出場し、前半24分に得点を奪っている。
DFの背後に走り込みミケル・メリーノからのパスを落ち着いてトラップし、右足でゴールに突き刺した。
ドイツ代表は鎌田を警戒、久保にとってはチャンス
11月19日、W杯初戦で日本と対戦するドイツ代表のマヌエル・ノイヤーは、練習終了後に記者会見を行った。
その席でノイヤーが口にした日本の要注意選手は、「鎌田大地」だった。
「トップ下でもボランチでもプレーできる。スペースに入り込め技術的にも優れている」と、かなり細かい特徴も把握しているようだった。
バイエルンやドルトムントといったブンデスリーガの強豪クラブの選手が多いドイツ代表は、当然のことながら同リーグで活躍している鎌田や遠藤、堂安、板倉の実力を把握していることだろう。
しかし、久保建英に関しては、もちろん知名度が高いだけにチェック済ではあるはずだが、対峙したことがある選手はそれほど多くないはずだ。
ドイツの様な屈強な選手の多い国は、意外にテクニカルな選手に弱い傾向にある。
かつてドルトムントで無双したことのある元日本代表の香川真司が良い例だろう。
ドイツ戦は、「開幕戦キラー」の久保建英が世界にビッグインパクトを与える試合となるかもしれない。
最年少の背番号11番に大注目だ。
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