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「タレントの宝庫が生まれた」相次ぐアジア移籍を巨人新助っ人の古巣専門メディアが分析「マイナー契約より保証を求めて」

巨人に入団したアンドリース。今年は前半戦をレッドソックスで、8月以降はマリナーズでプレーした。 (C) Getty Images
MLB選手たちの相次ぐ海外移籍から、米メディアも目が離せないようだ。

12月17日、巨人がマット・アンドリース投手の獲得を発表した。アンドリースはメジャー7年で217試合に登板した32歳。先発・リリーフを合わせ、通算28勝を挙げている。

アンドリースが今季前半に所属したレッドソックスの専門メディア『Bosox Injection』は、彼を含め、MLBで一定の実績を持つ選手たちの日本や韓国行きが頻出する、今オフの傾向に注目した。

「現在のロックアウトによって、NPB(日本野球機構)とKBO(韓国野球委員会)というオプションを追求するタレントの宝庫が生まれた」と表現した同メディア。「マイナー契約より保証を求める選手が大幅に増えている」と、メジャー契約が凍結されていることにより、ボーダーライン上の選手のアジア行きが加速していると分析した。
また、選手のその後のキャリアにも着目。広島を経てレッドソックスに加入し、2019年には62試合に登板したライアン・ブレイシアを例に、「NPBやKBOはキャリアのリスタートになる可能性もある」と断言。MLBへの復帰が増えたことも、アジア行きを後押ししているとした。

その上で、今後の移籍市場の行方にも言及した同メディア。「ロックアウトは広範囲に及ぶというのがボーダーライン上の選手の実感」と記述し、さらに動きがある可能性も示唆している。

ソフトバンクに入団したフレディ・ガルビスなど、メジャーで安定した出場機会を得ていた選手でも、来日を決めている今オフ。不透明な情勢が続く中、今後も動向から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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