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フェース面の管理がポイント 高橋彩華は“飛ばすタイプの運び屋”【翔太のスタッツ大予想】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

運んで飛ばすセンスの塊(撮影:鈴木祥)

国内女子ツアーの新シーズン開幕まで、残すところあと1カ月ほど。試合がないのは寂しい限りだが、オフのトレーニング情報などから、どんなシーズンになるのかと思いを巡らせる楽しい時期でもある。そこで2020-21年シーズンの数字を参考にしながら、色々なスタッツで注目すべき選手を紹介。今季産休明けから復帰する大西葵の兄で、青木瀬令奈のコーチ兼キャディを務める大西翔太氏に今季の女子ツアーの行方を予想してもらった。今回はドライバーのうまさを示すトータルドライビング(ドライビングディスタンス順位とフェアウェイキープ率順位を合算した値)。

“飛ばすタイプの運び屋” 高橋彩華のスイング【連続写真】


飛ぶだけでも曲がらないだけでもダメというバランスが求められるスタッツで、注目してもらいたいのは6位の高橋彩華さんです。上位の選手は“振り切って”行くタイプが多いのに対して、高橋さんは運ぶタイプの選手だからです。

だからといって高橋さんは飛距離がでないわけでもない(ドライビングディスタンス23位、239.98ヤード)。そこがすごい。一般的に飛ばす人はパンチがあります。クラブとボールをはじかせて、初速を速く強くして飛距離を出すことが多い。でも、高橋さんは無理なく飛ばせているんですよね。“飛ばすタイプの運び屋”という何ともうらやましいドライバーショットです。

なぜ、それが可能かというとセンスが抜群だからに他ならないのですが(笑)、まず大前提として運ぶ人の共通点にあるのが常にクラブのフェース面が体の正面にあるということです。フェースターンを使わないので飛距離は落ちますが、その分、安定感を手にすることができます。

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