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賞金総額は5億5000万円 ビックマネー大会「サウジ国際」に惹かれるビックなPGA選手 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

19年、21年大会で優勝しているD・ジョンソン(撮影:GettyImages)

来月2月3〜6日、サウジアラビアのロイヤルグリーンズ&GCで開催される「サウジ国際」。その出場選手の顔ぶれがスゴイ。2019年、21年大会覇者のダスティン・ジョンソン、米国スターのフィル・ミケルソン、東京五輪金メダリストのザンダー・シャウフェレ、飛ばし屋のブライソン・デシャンボーパトリック・リードマシュー・ウルフら米国勢や、セルジオ・ガルシア(スペイン)、アダム・スコット(オーストラリア)らのメジャーチャンピオン、20年大会覇者のグレアム・マクドウェル(北アイルランド)、22年米ツアー初戦で優勝したキャメロン・スミス(オーストラリア)がすでに出場を表明している。

【動画】D・ジョンソンのスイングをスローで分析!

また今週11日(火)には19年全英オープンの覇者シェーン・ローリー(アイルランド)も「わたしはゴルファーであり、政治家ではない」というコメントを述べ、出場を決めた。

なぜこのような言葉が述べられたのか。今大会は19年から欧州ツアー大会のひとつとして毎年1月末から2月上旬に開催されてきたが、今年22年大会は欧州ツアー傘下を離れ、アジアンツアーの試合となったからだ。開催地となるサウジアラビアは、潤沢なオイルマネーを資金に世界トップの選手のみを集めた「スーパー・ゴルフ・リーグ」の設立を目指しており、米国ツアーや欧州ツアーの選手を引き抜こうとする動きがあることから、なにかと対立していた。選手の流出を防ぐためにも米ツアー選手の出場には米ツアーの許可が必要になるとしていたが、最終的に米ツアーは、同週に開催される「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」(米カリフォルニア州開催)に今後出場することを条件に、選手らの「サウジ国際」の出場を許可した。

今大会は高額なアピアランスマネー(出場料)を支払うことで知られ、少なくとも40万ドル(約4500万円)で上位選手は100万ドル(約1億1300万円)以上と見られている。さらに、今月上旬にはサウジアラビアの政府系投資ファンドであるパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)がタイトルスポンサーになったことが発表され、賞金総額は500万ドル、日本円にして約5億5000万円と驚愕のビックマネー。前年の350万ドル(約3億8000万円)から大幅アップした。このアピアランスマネーと賞金に惹かれて参戦を表明する選手も多く、世界的に注目されている。

アジアンツアーのコミッショナーのチョー・ミンタン氏は、「開幕まで1カ月を切っているが、準備はもうできている。選手にとってもファンにとってもうれしい大会になるだろう」と期待を膨らませている。

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