上田桃子がキャリアハイ以来の海外メジャーへ “手探り状態”でも最大限の準備で「上で戦えるように」(No.163532) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報
6位に入ったAIG女子オープン以来の海外メジャーに挑む上田桃子(撮影:ALBA)
今年8月の「AIG女子オープン(全英女子オープン)」で自身海外メジャー最高位となる6位に入った上田桃子が、4日(金)、今季海外メジャー2試合目となる「全米女子オープン」(12月10日〜13日・テキサス州)に挑むべく渡米した。
【AIG女子オープン】メジャーでキャリアハイ!上田桃子のハイライト動画
その全英では「何もせずに行ってこの結果だったわけではない。備えたことが生きた結果」と渡英前からバンカー内に防犯ネットを立て、ポッドバンカー対策を行うなど入念な対策が実を結んだ。だが今回は、「情報が少なくてどういう準備をすれば良いのか分からなかったところもあります」と何をすればよいのか手探り状態。それでも、できる限りの準備はやったつもりだ。
優勝争いをした国内の年内最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ」直後は、まずは体を休めた。「2日くらいはお布団から出られないくらい」“ドッと”出た疲労感を取り払うことを最優先した。その後は今大会でキャディも務める辻村明志コーチとともに入念なスイングチェック。話し合いを行い、「行ってから応用できるように」と基礎をじっくりと固めた。
そして、渡米した後はこれまでの2倍のコースチェックが待っている。今大会は12月で日照時間が短くなることから、予選ラウンドをチャンピオンズGCのジャックラビットコースとサイプレスクリークコースの2コースを使用。「2つのコースを覚えるというのは大変な作業」と準備のなかでも、ここは一番のポイントになる部分だ。そのため、日本ツアーがないこともあり、「前の週までに両方のコースを回れたら」と余裕を持ったスケジュール組み。じっくりと下見する時間を作った。
早めに行くことでのデメリットも分かっている。「(日本の開幕戦)ダイキンオーキッドレディスでもそうなのですが、早めに現地に入ることで間延びして集中力が持たないことがある。なので、まずは試合初日の木曜日まではストレスがかからないように過ごしたいですね。準備の段階で集中力をとっておけるようにしたい」。コースを確認したり、ホテルにあるトレーニング施設で有酸素運動を多めに行い、時差ボケ解消に努めていくなかでも、気持ちはピリつかせない。段階を踏んでギアを上げ、開幕に備える。
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