テーラーメイドと再契約のガルシア。新『TP5x』ボールでスピン量多めのキャリアが激変！？

古巣のテーラーメイドと再契約したガルシア。決め手は新『TP5x』ボール！？

かつて“神の子”の異名をとったセルヒオ・ガルシア（スペイン）も41歳。悲願の「マスターズ」覇者となった2017年末に長年に渡る[テーラーメイド]()と再契約を結んだ。

ガルシアといえば「深いタメ」。関連するのか、PGAツアーでも重くハードなシャフトを好んできた。デビュー後数年はスチールシャフトだったし2014年まで1Wシャフトに『白マナ系』の103gのXを使用。2015年にようやく80g台へ移行したが、今年は『ベンタスブラック』の7X。シャフトの軽量化で昨年より若干HSアップしたが、それより大きいのはスピン量の変化だ。

【年齢／HS mph／ALL DRIVE／スピン量rpm】
41歳120.29 (53.8m/s 19位) 301.9y (8位) 2519
40歳119.39 (53.4m/s 27位) 300.5y (9位) 2817
39歳121.01 (54.1m/s 17位) 290.0y (46位) 3196
38歳118.46 (52.9m/s −) 291.4y (−)
37歳119.76 (53.5m/s 20位) 296.5y (15位) 2910
36歳122.83 (54.9m/s 6位) 290.2y (32位) 2910
35歳119.78 (53.5m/s 15位) 289.6y (22位) 2938
34歳119.83 (53.6m/s 11位) 286.8y (44位) 3069
33歳120.78 (54.0m/s 9位) 281.6y (77位) 3077
32歳119.13 (53.3m/s 17位) 285.3y (63位) 3091
31歳119.43 (53.4m/s 11位) 290.1y (25位) 3114
30歳118.83 (53.1m/s 15位) 282.2y (87位) 3040
29歳118.42 (52.9m/s 13位) 287.5y (29位) 2765
28歳120.22 (53.7m/s 10位) 285.3y (49位) 2984
27歳119.95 (53.6m/s 11位) 283.5y (79位) 3018

契約フリーなのに、誰より早く[テーラーメイド]()『SIM』の9°を使用した点は同じ）

また、直近では『SIM2 MAX』の9°と『TP5x』ボールの組み合わせで好調を取り戻し、下記のように、キャリアで常に平均3000rpmもあった多めのスピン量が、500rpm近くも減っている。40代でもHSをキープする中、効率のいいスピン量を手にした結果、4年前よりALL DRIVEの平均10y近い上積みを手にしていた。

「コースで最高の思い出は、[セルヒオ・ガルシア]()）