八村塁(写真:AP/アフロ)

「NBA」ヨキッチを12得点に抑える活躍を見せた八村塁、レイカーズにとって欠かせない戦力に成長!

八村塁(写真:AP/アフロ)
日本が誇るプロバスケットボールプレーヤーである八村塁(27)が、NBAでさらに存在感を増している。

2月23日(日本時間)、NBA「レイカーズ対ナゲッツ」の一戦が行われ「123-100」でレイカーズが勝利した。

この試合にスターターとして出場した八村は21得点4アシストFG58.3%と活躍しチームの勝利に貢献した。

得点力もさることながら、毎試合30点前後の得点を取るナゲッツのヨキッチを12点に抑えた守備力は勝利のポイントとなったと言っても過言ではないだろう。

レイカーズにとって最も必要な仕事をハイレベルにこなした八村

このナゲッツ戦では、トレードで加入したドンチッチが32得点10リバウンド7アシストと大活躍し話題をさらったが、地味だがその活躍よりも価値があるプレーを見せ続けたのが八村だった。

ナゲッツのエースであり、過去に3度のNBAにおけるMVPを受賞したことがあるスーパースターのヨキッチを見事抑えきったのだ。

八村は第4クオーターに脇腹を痛め一時コートを離れたものの、すぐさまコートに戻り、最後までヨキッチを抑えきった。

平均得点が30点近いヨキッチをわずか12得点に抑えただけでなく、FG%も7本中2本の28.6%とかなり低い数字としたのだ。

203㎝の八村に対してヨキッチは211㎝とサイズとパワーでは劣っていたが、恐れずに身体を寄せ自由にプレーさせない粘りを見せた。

ドンチッチやレブロン、リーブスなどオフェンスに特徴を持つ選手が多いレイカーズは、「ディフェンスが大きな弱点」と指摘されている。

しかし、その弱点を八村が補うことで強いレイカーズが実現してる。

あれだけヨキッチと激しいボディコンタクトを続けながら21得点も取れるのだから、NBA選手としてワンランク上の選手になったと言っても過言ではないだろう。

この日の勝利で2連勝となり、レイカーズはウェスタン・カンファレンスでも4位と好調を維持している。

八村がレギュラーシーズン、そしてプレーオフとコンディションを保ちながら今日のようなディフェンスとオフェンスを実現し続けられれば、NBA屈指のオフェンス力を持つレイカーズはNBAファイナルにも辿り着けるかもしれない。

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