富永啓生、NBAペイサーズとエグジビット10契約!パリオリンピック活躍を手土産にツーウェイ契約を勝ち取れるか
富永啓生(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
7月5日に行われたバスケットボール男子日本代表の強化試合(韓国代表戦)の最中に、大ニュースが駆け巡った。
日本代表の富永啓生(23)がNBAのインディアナ・ペイサーズと「エグジビット10契約」をすると発表されたのだ。
夢のNBA入りへ大きく前進した富永にとっては、勝負の数ヶ月となりそうだ。
富永は現代版レジー・ミラーとなれるか
「エグジビット10契約」は、無保証の最低年俸という新しい形の契約形態だ。
日本代表の渡邊雄太も過去にラプターズと同契約を結び、ツーウェイ契約を勝ち取っている。
契約は1年間だが、トレーニングキャンプ後やシーズン途中で契約が打ち切られる可能性も非常に高い契約ゆえに、ツーウェイ契約を勝ち取るためにはトレーニングキャンプにおいて相当なアピールが必要となる。
今回富永がエグジビット10契約を勝ち取ったペイサーズは、レジェンドスリーポインターのレジー・ミラーが在籍したチームだ。
それゆえに、3ポイントでアピールに成功すれば、一気にファンの心を掴める可能性もある。
現代版レジー・ミラーと称されるのは難しいが、富永はペイサーズが欲する特徴を持っていることは確かだ。
ペイサーズは今季カンファレンスファイナルに進出した勢いあるチーム
カンファレンスファイナルではセルティックスにスイープで敗退したものの、4年ぶりにプレーオフで戦ったペイサーズ。
レギュラーシーズンも47勝35敗と大きく勝ち越しており、来季にも期待が持てる。
3P成功率41.9%という結果を残したSFのアーロン・ネスミスが在籍しているが、SGのアンドリュー・ネムハードはレギュラーシーズンで3ポイント成功率が35.7%とシューターとしての能力は物足りない。
同じSGのベン・シェパードも31.4%と3ポイントを得意としているわけではないため、冨永もNBAチームに在籍しながら下部組織の試合にも出場できるツーウェイ契約を勝ち取れる可能性もあるはずだ。
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