
ソリー・マーチの負傷で左SBのいないブライトン、ELアヤックス戦で考えられる3つの対応策
写真:ブライトンのデ・ゼルビ監督(ロイター/アフロ)
10月26日、ELグループステージ第3節、「ブライトン対アヤックス」の一戦が行われる。
現在グループ最下位に沈んでいるブライトンにとってアヤックス戦はホームでの試合となるため、なんとしても勝利したいところだ。
しかし、相次ぐ主力の負傷により左SBが1人もいない事態となっているため、何かしらの対応策が必要だといえる。
シティ戦でソリー・マーチが負傷、左SBが1人もいない状態に
ブライトンの左SBはエストゥピニャンがレギュラーだが、9月30日のアストン・ヴィラ戦で負傷し長期離脱中となっている。
さらには代わりを務めるランプティも負傷し、左SBを専門とする選手がチームからいなくなった。
デ・ゼルビ監督はこの非常事態に本来右WGを務める左利きのソリー・マーチを左SBで起用していた。
しかし、シティ戦の試合終盤、接触はなかったがマーチが着地の際に右膝をひねり叫びながら倒れてしまう。
1点を追う試合終盤であるため、多少の痛みであればプレー続行をする場面だが、マーチはまったく立ち上がることができず、涙を流しながら担架で運び出された。
大怪我である可能性が高く、ブライトンにとってはあまりにも痛い負傷離脱となった。
このマーチの負傷により、ブライトンは左SBができる3人の選手すべてが負傷するというありえない事態となってしまった。
イゴールorグロスの起用か、それとも3バックで対応か
この非常事態にデ・ゼルビ監督ができる策はおそらく3つとなるだろう。
1つ目は、「イゴールの左SB起用」だ。
本来CBの選手だが、左利きでありスピードもそれなりに持ち合わせていることから左SBの適正もあるだろう。
2つ目は、「グロスの左SB起用」だ。
超ユーティリティプレイヤーのグロスであれば、左SBもそつなくこなすことができるだろう。
その際にはグロスの本来のポジションであるボランチをギルモア、バレバ、ダフードの3人で回すことになる。
3つ目が、「3バックへの変更」だ。
戦術にこだわりがあるデ・ゼルビ監督であるためこの確率はあまり高くないが、SBの人材難を考えれば選択肢の1つとして考えられるはずだ。
ダンク、ファンヘッケ、イゴール、ウェブスターと3バックをこなせるCBが4人いるため、十分に対応可能だろう。
ELのグループステージを突破するためにも絶対に勝利しなければならない大一番にデ・ゼルビ監督はどういった手段で立ち向かうのか、その手腕に注目だ。
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