
テニスという個人競技では、世界ランキングが非常に大きな目標となります。
もちろん、「全豪オープン」「全仏オープン」「全英オープン」「全米オープン」の四大大会(グランドスラム)は特別な大会で、1回でもこの大会で優勝すればとてつもなく名誉なことです。
しかし、そういった大会で優勝を目指せるのはほんの一握りの強者のみです。
優勝ができなかったとしても、世界トップ30以内に入ることができれば、大きな企業がスポンサーに付き、収入が桁違いとなります。
そういった意味でも、テニスプレイヤーたちは世界ランキングを1つでも上げようと日々トレーニングに励んでいるのです。
この記事では、そんな「2022年最新のテニス男女別世界ランキング」について解説していきたいと思います。
世界ランキングの内容
テニスの世界ランキングでは、まず男女で分かれています。
男子は「ATP(Association of Tennis Professionals)ランキング」、女子は「WTA(Women’s Tennis Association)ランキング」と呼ばれています。
ランキングによって、参加できる大会に違いがあります。
当然のことながら、大きな大会ほど獲得できるポイントも大きくなります。
例えば男子では、ATP250、ATP500、ATP1000といったように大会ごとにポイントが決められていて、優勝することで獲得できるポイントが変わります。
ちなみに四大大会では、優勝者に2000ポイントが付与されます。
ベスト4でも720ポイントが付与されるので、優勝しなくても四大大会で好成績を収めれば他の大会で優勝するよりもランキングを挙げやすくなります。
賞金も四大大会レベルになると、3億円~4億円程度を手にすることができるのです。
ポイントの範囲は、「直近52週以内のポイント」が反映されます。
毎年年末に行われる「ATPワールドツアーファイナルズ」には、その年のランキングトップ8の選手が集まり王者の称号を賭けて戦います。
2022年最新の男子テニス世界ランキング
それでは、ここからは2022年最新の男子テニス世界ランキングを挙げていきましょう。
8月29日付けのランキングとなります。
1位「メドべージェフ」6885
2位「ズベレフ」 5760
3位「ナダル」 5630
4位「アルカラス」 5100
5位「チチパス」 4890
6位「ジョコビッチ」4770
7位「ルード」 4695
8位「オジェ アリアシム」3625
9位「ノリー」3415
10位「フルカチュ」3355
11位「ルブレフ」3120
12位「フリッツ」3090
13位「シナー」3020
14位「ベレッティーニ」2360
15位「カレノ=ブスタ」2340
16位「シュワルツマン」2200
17位「チリッチ」2175
18位「バウティスタ=アグ」1840
19位「ディミトロフ」1730
20位「デ ミノー」1665
このランキングの中でも特に有名なのが、3位ナダル選手と5位のジョコビッチ選手です。
ナダル選手は、賞金やスポンサー収入などで約43億円を得ています。
ジョコビッチ選手も約37億円を稼ぐ世界でもトップクラスのプレイヤーです。
日本人選手の最高位は、西岡良仁選手の55位となっています。
2015年に世界ランキング4位まで到達した錦織圭選手は、現在左股関節痛のため長期離脱中で、大きくランキングを下げています。
2022年最新の女子テニス世界ランキング
次に女子テニスの世界ランキングを挙げてみましょう。
1位「シフィオンテク」8605
2位「コンタベイト」4360
3位「サッカリ」4190
4位「バドサ」3980
5位「ジャバー」3920
6位「サバレンカ」3470
7位「ハレプ」3255
8位「ペグラ」3201
9位「カサトキナ」3015
10位「ムグルサ」2886
11位「ラドゥカヌ」2756
12位「ガウフ」2687
13位「ベンチッチ」2635
14位「フェルナンデス」2540
15位「ハダッド=マイア」2317
16位「オスタペンコ」2316
17位「ガルシア」2220
18位「クデルメトバ」2206
19位「コリンズ」2167
20位キーズ」2128
日本人最高位は大坂なおみ選手で、前回と変わらず44位となっています。
2019年の全豪オープンで優勝し世界ランキング1位になったこともありますが、現在は調子を落としトップ20には入れていません。
しかし、その収入額は凄まじく、莫大なスポンサー料と新会社の設立などの影響で年間約77億円の収入を得ています。
まとめ
今回は、「2022年最新のテニス男女別世界ランキング」について解説してきました。
毎年数多くの大会が開催され、その大会ごとに獲得可能なポイントが変わるテニスの世界では、「どの大会にエントリーするか」といった選択もとても重要となります。
今後どのような選手がトップ5に入ってくるのでしょうか?
また、日本人選手が再びランキングトップ10に入るような日は訪れるのでしょうか?
今後の世界ランキングの変動に注目していきましょう。
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