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大坂なおみが元世界1位ケルバーを寄せ付けず完勝!「今日はショットのパワーが効いていた」<SMASH>

強力なサービスを軸にラリー戦でもパワーで元女王を圧倒した大坂なおみ。(C)Getty Images
女子テニスツアー「マイアミ・オープン」(3月22日~4月3日/アメリカ:マイアミ/ハードコート/WTA1000)は、現地3月24日にシングルス2回戦を実施。大坂なおみ(世界ランク77位)が元世界1位のアンジェリーク・ケルバー(現15位/ドイツ)を6−2、6−3のストレートで勝利して3回戦へ駒を進めた。

難敵ケルバーとの一戦は「自分の現在地を知る上でもよいテストだと思う」と試合前に語っていた大坂は、第1セットの立ち上がりからエンジン全開。得意のサービスを軸に相手のバランスを崩し、力を失ったリターンを容赦なくコートに叩きつける。

リターンゲームにおいても大坂の優位性は変わらず。ケルバーのセカンドサービスの際にはコート内に入り早いタイミングで打ち込みミスを誘う。第2ゲームで早くもブレークに成功すると、その後も良い流れを手放すことなくポイントを重ねる。

高い守備力を誇るケルバーだが、大坂はそれを上回る攻撃力を披露。第1セットをわずか29分で取り切り「カモン」と拳を握る。
第2セットに入っても流れは変わらず。ケルバーのハイテンポな振り回しに対してもきっちりと打点に入り、身体の軸を崩さずにフォアの強打を放ち、バックのダウンザラインをコートの奥深くまで押し込んだ。大坂は付け入る隙を与えずスコアを6−3とし、わずか1時間で試合に終止符を打った。

「自分が主導権を握ろうと思って試合に臨みました。今日はショットのパワーがとてもよく効いていました」と試合後に笑みを浮かべる大坂。

難敵との“実力検定”を申し分ない内容で戦い終えた大坂の3回戦の相手は、カロリーナ・ムチョバ(74位/チェコ)。対戦成績は1勝1敗。2020年のシンシナティでは大坂がフルセットで勝利したが、21年のマドリードでは逆にフルセットの末に敗れている。侮れない相手だが、今の大坂ならばやってくれるはずだ。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】「全力を尽くす」ことをテーマに掲げて挑んだ大坂なおみの全豪OP厳選ショット!

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