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「もちろん僕は戦う!」“フェデラーを倒した男”がウクライナ軍の予備役に。「欧州も世界も助けようとしない」と嘆き

元シングルス世界31位のスタコフスキー。今年1月に現役から退いていたばかりだ。(C)Getty Images
ロシアの大規模な侵攻を受け、ウクライナ・テニス界のスターも立ち上がるようだ。

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現役時間2月26日、男子テニスのセルジー・スタコフスキー氏(ウクライナ)は、英衛星放送『Sky News』のインタビューに応じ、「先週に(ウクライナ軍の)予備役に登録した」と報告。苦しむ祖国のために、自ら武器を手に戦う意思を表明するとともに、現況に対する悲痛な思いを語っている。

2013年のウィンブルドン2回戦では、元世界王者のロジャー・フェデラー(スイス)に大番狂わせを起こし、大きな話題を提供したスタコフスキー氏。ツアー通算ではシングルス4勝、ダブルス4勝を挙げており、今年1月の全豪オープン予選を最後に現役から退いていた。
今回のインタビューでは、すでに妻と子どもを国外のハンガリーへ退去させていると告白。そのうえでウクライナ軍の招集について「もちろん僕は戦うよ。それが、国に戻ろうとする唯一の理由だ」とコメント。軍隊での経験はないものの、「個人的に銃を持ったことはある」と言い放った。

さらに「こんなことが起こり得るとは誰も信じていなかったが、それでも起こってしまった」と語る36歳は、「ヨーロッパや世界の指導者は誰も助けようとしない」と苦しい現状を吐露。公式Twitterも頻繁に更新しており、「これほどまでに同胞を誇りに思ったことはない」と発信している。

侵攻の被害は、スタコフスキー氏の出身地である首都キエフにも及んでいるともされている。いまは、ただ1日も早い収束を祈りたい。

構成●THE DIGEST編集部

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