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苦境のジョコビッチに恩師ベッカーが再警告!いまだワクチン未接種の状況に「ノバクは大きな決断を迫られている」と言及

他のグランドスラムも欠場の危機に瀕しているジョコビッチ(左)。かつて師弟関係にあったベッカー(右)は何を想うのだろうか。(C)Getty Images
連日熱戦が繰り広げられている全豪オープンテニス。その開幕前に世間を騒がせたのが、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)のオーストラリア入国問題だ。

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豪到着時にワクチン未接種を巡ってビザを取り消されたジョコビッチは、裁判所に異議申し立てを行なったものの、二転三転の末に敗訴。国外退去処分となった。そのなかでは入国時の虚偽申告なども発覚し、オーストラリア国民を中心に非難が殺到。開幕から1週間が経ったいまも、現地報道の熱は冷めていない。

そして、今回の騒動が持ち上がったときから、度々メディアを通じて「もし予防接種を受ければ、彼にとって生活は楽になるはずだ」などとメッセージを送っているのが、ボリス・ベッカー氏(ドイツ)だ。かつてジョコビッチとは師弟関係を結んでおり、その間に6度のグランドスラム優勝へ導いた経験を持つ。
現地時間1月23日の英紙『Daily Mail』に寄稿したベッカー氏は、大会出場がかなわなかったジョコビッチの現状について「大きな決断を迫られている」と分析すると、「国際的なテニストーナメントへの出場はおろか、日常生活を送ることすら難しくなっている事実を重く受け止めるべきだろう」と警告している。

昨年10月にも、ドイツのテニス専門ポッドキャスト『Das Gelbe vom Ball』で「スポーツを続けるには、遅かれ早かれ接種しなければならなくなる」と話していたベッカー氏だが、「アスリートであるからには、ルールに従わなければならないんだ。困難だと感じるかもしれないが、それが現実だ」と言う立場は一貫しているようだ。

各方面からワクチン接種を支持する声も少なくないジョコビッチ。とはいえ、ラファエル・ナダル(スペイン/同5位)が「誰もが自由に意思を決定しなければならない」と言ったように、本人が判断すべき問題でもある。はたして今後、重大な岐路に立たされている世界No.1はどのような動きを見せるだろうか——。

構成●THE DIGEST編集部

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