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全国経験者、大学で伸びた者…様々な文武両道プレーヤーが集う“七大戦” 卓球は男子・京都大、女子・東北大が全勝V

<第62回全国七大学総合体育大会卓球競技の部 日程:9月6日~10日 会場:東京大学本郷キャンパス御殿下記念館>

9月6日~10日、第62回全国七大学総合体育大会(以下、七大戦)卓球競技の部が、東京大学本郷キャンパス御殿下記念館で行われた。

七大戦とは?

写真:高橋幹太(東京大学3年)/撮影:ラリーズ編集部
写真:高橋幹太(東京大学3年)/撮影:ラリーズ編集部

全国七大学総合体育大会、通称「七大戦」とは、北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学の旧帝国大学七つの大学間で行われる体育大会だ。

主管は持ち回りで、各大学の体育会が中心となって運営を行い、参加人数は8,000を超え、学生が主体となって行われるものとしては日本最大級の大会となっている。40を超える競技種目ごとに順位をつけ、総合得点で競い合う。

写真:今田沙來(北海道大学3年)/撮影:ラリーズ編集部
写真:今田沙來(北海道大学3年)/撮影:ラリーズ編集部

卓球競技では団体戦がその順位対象となっており、男子は6単1複、女子は4単1複、すべて5ゲームズマッチで行われる。

また、全体順位には関係ないものの、個人戦として男女シングルス・ダブルスも行われ、そちらには各大学の大学院生やOB・OGの出場も認められている。

男子は京都大学が全勝で連覇

実績を持つ選手がスポーツ推薦で入学してくる私立大学とは異なり、難関な入学試験をクリアした文武両道の選手が入学してくる七大学。

しかし、各大学に全国経験者が入学することも多く、この七大戦や8月に行われる全国国公立大学卓球大会で好成績を収めている。また、高校時代に実績がない選手も持ち前の真面目さを活かして練習に取り組むことで大学で成長を遂げ、各大学の主力として戦っている。

東北大学
写真:各大学の威信をかけて争う団体戦は選手・ベンチともに気合が入る/撮影:ラリーズ編集部

今年は京都大学に、全国高等学校選抜大会シングルス2部に出場経験があり、今大会殊勲賞を受賞した松井智毅、インターハイ出場経験のある井上晴貴、全日本選手権ホープスの部でベスト16に入った太田裕ら強力1年生が加入。

写真:松井智毅(京都大学1年)/撮影:ラリーズ編集部
写真:松井智毅(京都大学1年)/撮影:ラリーズ編集部

九州大学にも全国選抜シングルス2部に出場経験があり、今大会シングルス2位で新人賞も獲得した矢田幹太郎、同じく高校選抜シングルス出場の山口翔大、今大会シングルス3位の松島一史と実力ある1年生が進学している。

写真:山口翔大(九州大学1年)/撮影:ラリーズ編集部
写真:山口翔大(九州大学1年)/撮影:ラリーズ編集部

大阪大学にも全国選抜シングルス出場の山崎慶太が1年生で加わり、北海道大学は予選を突破し今年のインカレに出場しており、ハイレベルな戦いとなった。

写真:山崎慶太(大阪大学1年)/撮影:ラリーズ編集部
写真:山崎慶太(大阪大学1年)/撮影:ラリーズ編集部

試合は、8月に行われた全国国公立大学卓球大会でダブルス3位に入った栗山遼也(京都大学3年)/松井智毅(京都大学1年)ペアや1、2年生が力を見せた京都大学が、6戦全勝で昨年に続き優勝を果たした。

写真:栗山遼也(京都大学3年)/松井智毅(京都大学1年)/撮影:ラリーズ編集部
写真:栗山遼也(京都大学3年)/松井智毅(京都大学1年)/撮影:ラリーズ編集部

2位が京都大学にのみ敗れ5勝1敗となった九州大学、3位が3勝3敗の3つ巴で抜け出した北海道大学となった。

北海道大学
写真:大平落央樹(北海道大学3年)/桐木隆聖(北海道大学3年)/撮影:ラリーズ編集部

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