＜2023年世界卓球ダーバン大会（個人戦）アジア大陸予選会 日程：1月7日～13日 場所：カタール・ドーハ＞
10日、2023年の世界卓球ダーバン大会（個人戦）アジア大陸選考会は4日目を迎え、男女シングルスのアジア代表決定戦が行われた。木原美悠（JOCエリートアカデミー/星槎）は劉馨尹（リョウシンイン・チャイニーズタイペイ）に4-0のストレートで勝利した。
今大会では、各トーナメント1位が代表権を獲得し、2位の選手同士で残りの大陸枠を争うこととなっているため、木原この時点で世界卓球の代表権を獲得した。
木原がバックハンドで相手を翻弄
リーチが長く中陣でも力強い攻撃を仕掛ける劉に対し、木原はバックの表ソフトを利用してラリーに持ち込み、互いに点を取り合う展開となった。的確にコースを突いた木原が第1ゲームを制しスタートダッシュを切る。
2ゲーム目は劉が両ハンドで粘り強くラリーを制し序盤で点差を広げる。しかし木原も台上やバックハンドのプッシュとドライブを使い分け、点差を縮めて同点に追いつく。終盤は、木原がバックハンドでラリーのテンポを崩して劉のミスを誘い、第2ゲームも奪う。
写真：木原美悠（JOCエリートアカデミー/星槎）/提供：WTT
第3ゲームでも、木原がバックハンドのカットブロックや表ソフトの変化で劉のミスを誘う。ロングサービスからの3球目攻撃も決まり、11-6で勝利。代表決定まで残り1ゲームとなった。
写真：劉馨尹（リョウシンイン・チャイニーズタイペイ）/提供：WTT
第4ゲームは、序盤は劉がリードするも木原が追いつき逆転。最後は下回転のロングサービスを劉がレシーブミスし、木原が勝利を決めた。
木原は長﨑美柚（木下グループ）と組んだ女子ダブルスと合わせて2種目で代表権を獲得した。
結果は以下の通り。
試合結果
〇木原美悠（JOCエリートアカデミー/星槎） 4-0 劉馨尹（リョウシンイン・チャイニーズタイペイ）
11-4/11-8/11-6/11-7
文：ラリーズ編集部
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