＜2023年世界卓球ダーバン大会（個人戦）アジア大陸予選会 日程：1月7日～13日 場所：カタール・ドーハ＞
10日、2023年の世界卓球ダーバン大会（個人戦）アジア大陸選考会は4日目を迎え、男女シングルスと男女ダブルスのアジア代表決定戦が行われた。
女子日本代表5選手全員が代表権獲得
写真：平野美宇（木下グループ）/提供：WTT
女子シングルスでは平野美宇（木下グループ）がインドの若手・CHITALE Diya Paragに勝利するほか、木原美悠（JOCエリートアカデミー/星槎）や早田ひな（日本生命）、そして伊藤美誠（スターツ）が続々と白星を挙げて代表権を獲得した。
長﨑美柚（木下グループ）は、相手の鄭怡静（チェンイーチン・チャイニーズタイペイ）が棄権したため、不戦勝での代表権獲得となった。これで女子シングルスに出場していた日本勢5名が本戦出場の切符を掴んだ。
写真：孫穎莎（スンイーシャ・中国）/提供：WTT
他、孫穎莎（スンイーシャ・中国）をはじめとする中国勢も5名全員が代表権を獲得。AKULA Sreeja（インド）は台湾の主力である陳思羽（チェンズーユ・チャイニーズタイペイ）にフルゲームの末勝利し、代表権の切符を手にした。
写真：吉村真晴（TEAM MAHARU）/提供：WTT
男子シングルスでは吉村真晴（TEAM MAHARU）が、五輪2連覇中の王者・馬龍（マロン・中国）と対戦。ゲームカウント2-3と追い込まれるも、力強い攻撃で第6ゲームを奪うと最終ゲームは終始吉村がゲームの主導権を握った。
馬龍を激闘の末破る金星を挙げ、代表権獲得を決めた。吉村は2019年大会以来の世界卓球出場、男子シングルスでは初出場となる。
写真：張本智和（IMG）/提供：WTT
日本勢では、張本智和（IMG）がPANG Yew En Koen（シンガポール）に4-2で辛勝、篠塚大登（愛知工業大）もアルハドラディ・アリ（サウジアラビア）に4-0のストレートで勝利して代表権を獲得した。
及川瑞基（木下グループ）は張禹珍（ジャンウジン・韓国）に、戸上隼輔（明治大）は陳建安（チェンジェンアン・チャイニーズタイペイ）に敗れ、11日以降の順位決定戦で代表権獲得を狙う。
写真：林鐘勲（イムジョンフン・韓国）/提供：WTT
日本勢以外では、樊振東（ファンジェンドン・中国）や王楚欽（ワンチューチン・中国）ら中国勢の他、林鐘勲（イムジョンフン・韓国）やキリル・ゲラシメンコ（カザフスタン）らが代表権獲得を果たした。
写真：アミ・ホセイン・ホダエイ/AHMADIAN Amin（イラン）/提供：WTT
ダブルス種目でも順位決定戦が行われた。男子ではカマル・アチャンタ/サティアン・グナナセカラン（インド）ペアやアミ・ホセイン・ホダエイ/AHMADIAN Amin（イラン）ペアが、女子ではLEE Hoi Man Karen/NG Wing Lam（中国香港）ペアやパラナン・オラワン/サウェータブット・スターシニー（タイ）ペアが勝利を挙げた。
5日目となる11日には全種目で順位決定戦が行われる。
11日見どころ
写真：戸上隼輔（明治大）/提供：WTT
順位決定戦にまわった戸上は、吉村に敗れた馬龍との一戦を迎える。戸上はシングルスで馬龍と対戦するのはこれが初となるが、吉村の勢いを受けて戸上も五輪王者を破ることができるのか。注目の一戦だ。及川はノシャド・アラミヤン（イラン）との順位決定戦に挑む。
写真：徐孝元（ソヒョウォン・韓国）/提供：WTT
女子シングルスでは徐孝元（ソヒョウォン・韓国）やリー・ジオン（韓国）といった韓国勢を中心に、サウェータブット・ジニパ（タイ）やZHU Chengzhu（中国香港）らが順位決定戦で代表権獲得を狙う。
写真：GOI Rui Xuan・WONG Xin Ru（シンガポール）/提供：WTT
ダブルス種目でも順位決定戦が行われる。10日の試合結果と11日の試合予定は以下の通り。
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