北陸大から2ヶ月単身スペイン卓球武者修行 金光将希が感じた“感謝の思い”と“挑戦の大切さ”
生活しているだけでメンタルトレーニング
あとは、チーム側の人も配慮してくれて、簡単な単語とジェスチャーでコミュニケーションを取ってくれていたので、なんとか…という感じです。
ただ、簡単な英単語だけだと自分の思っていることを伝えられなかったり、会話が続かなかったりすることが多く、語学を学べばより一層充実した日々を送れるのにな、と歯がゆさも感じました。
ただ、1ヶ月経ったぐらいで少しずつ慣れてきて、そこからはあまり苦労せず生活できました。
写真:現地での食事 困ったときはGoogle翻訳を使いながら注文したそうです/提供:金光将希
写真:現地で観光にも行ったそうです/提供:金光将希
試合の雰囲気に飲まれ、デビュー戦は日本人に苦杯も
また、プレー面だと、相手選手の体つきも日本人より大きく、ボールの威力や回転量も日本とは違うなという感じました。
印象的だった試合はありましたか?
アウェーだったので観客が相手選手を応援していて、それで雰囲気に飲まれてしまって、負けてしまったので印象に残っています。
また、帰る前の最終戦は、最初の試合に比べて強くなれたという成長を感じられたので、そちらも印象的でした。
写真:スペインの電車AEV(日本で言う新幹線) 特に遅れることもなくスムーズに移動できたとのこと/提供:金光将希
1人での移動だったので心細かった反面、日本では味わえない貴重な経験をさせてもらっていると周囲への感謝も感じることができました。
何事も挑戦してみることが大事
初めてやることには不安があると思うんですけど、挑戦することで初めて良し悪しが見えてくるんだなと思いました。
写真:金光将希(北陸大学)/撮影:ラリーズ編集部
また、今回行ってみて良い経験になったので、こういう経験を後輩含めてもっと多くの人にしてもらいたいという気持ちはあります。
今回ここで得た経験をチームメイトに伝えることで、北陸大学卓球部をもっと良いチームにしていけるとも感じました。
個人的にも大学3年生になり、就職活動も視野に入れていく年になったので、今回の経験を活かして、日頃から感謝の気持ちと挑戦する気持ちを忘れずに、今後も人間性を成長させていきたいと思います。
写真:金光将希(北陸大学)/撮影:ラリーズ編集部
スペインリーグでの数々の経験を通して、帰国後、オープン戦や練習試合でも自信を持ってプレーし、好成績を残しているという金光。今後、全国の舞台で輝きを放つ姿が見られるのが楽しみだ。
取材・文:山下大志(ラリーズ編集部)
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