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北陸大から2ヶ月単身スペイン卓球武者修行 金光将希が感じた“感謝の思い”と“挑戦の大切さ”

春休み期間、海外卓球リーグでの武者修行を経験し、一回りも二回りも大きくなって帰ってきた男がいる。

金光将希(北陸大学3年・関西高校出身)だ。

写真:金光将希(北陸大学)/撮影:ラリーズ編集部
写真:金光将希(北陸大学)/撮影:ラリーズ編集部

金光は、2022年のインカレで単複2点起用され、初のベスト16入りに大きく貢献した北陸大学の中心選手だ。

高校時代から強豪校でプレーし、実力はお墨付きだったが、寡黙で大人しい性格からか飛躍のきっかけを掴み切れていない印象だった。そんな金光にとって、今回の海外リーグ参戦はどのような経験や学びとなったのだろうか。

2月1日から4月3日の約2ヶ月間、BORGES GENERAL DOLISの一員としてスペインリーグ2部に参戦した金光に、帰国後オンラインでインタビューした。

写真:金光将希(北陸大学)/撮影:ラリーズ編集部
【金光将希(かなみつ まさき)】北陸大学卓球部3年。岡山県・関西高校出身の日本式ペンホルダー。1年生の頃から北陸大学卓球部の中心選手として戦い、2022年のインカレでは単複2点起用でチームの創部初のベスト16入りに大きく貢献した。

「挑戦してみたい」

――まずは今回のスペインリーグ参戦のきっかけからお伺いさせてください。
金光将希:北陸大学卓球部には、海外リーグに挑戦できる環境がありました。

というのも、私の母校の関西高校OBでもある株式会社ラボライブの雪本(修一)社長がスペインリーグとのコネクションを持っており、北陸大学の木村(信太)監督の尽力もあり、3年ほど前にOBの中陳(辰郎)さんがスペインリーグに参戦していました。

当時の戦績や勤勉さが評価され、今回コロナ禍が落ち着いたこともあり、再び北陸大学卓球部にお声がけいただいたことがきっかけです。

写真:金光将希(北陸大学)/撮影:ラリーズ編集部
写真:金光将希(北陸大学)/撮影:ラリーズ編集部

――声をかけてもらった際、海外リーグ参戦について不安もあったと思いますが、どういう心境でしたか?
金光将希:行っても自分の力で勝てるのか、海外での長期間の生活ができるのか、という不安もあり、最初は悩みました。

木村監督が私を推薦するという形で背中を押してくれたこともあり、せっかくの機会なので挑戦してみたいという気持ちが強くなり、「行かせてください」と伝えさせてもらいました。

緊張感のある練習を体感しチームに還元

――現地ではどのような生活だったんですか?
金光将希:1日練習の日は、午前9時ぐらいから2時間半練習、午後4時ぐらいからまた2時間半練習という感じでした。
――練習相手や練習の雰囲気などはどういう感じでしたか?
金光将希:練習は、日本のナショナルトレーニングセンターのようなところでやらせてもらいました。

スペインのトップ選手が練習してる場所で、短時間で休憩なく練習をやるスタイルだったので、短くても緊張感があって充実した練習環境でした。

写真:練習拠点の様子/提供:金光将希
写真:練習拠点の様子/提供:金光将希

――練習面で得られたことは何かありますか?
金光将希:卓球で生活している人たちがいるところだったので、プロとして練習前のストレッチや体のケア、緊張感のある練習を肌で感じられました。

練習も何本かラリーが続いたらすぐにオール対オールになるなど、実戦をイメージした練習をしていました。

緊張感や実戦への意識など、そういうところを日本に帰ってからは北陸大学のチームメートには伝えています。

写真:金光将希(北陸大学)/撮影:ラリーズ編集部
写真:金光将希(北陸大)/撮影:ラリーズ編集部

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