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【Tリーグ】琉球アスティーダ、2季ぶり劇的V 木下マイスター東京との3時間越えの激戦制す

<卓球・ノジマTリーグ2022‐2023シーズン(5thシーズン)プレーオフセミファイナル 日程:3月23日 19:00~ 場所:代々木第二体育館>

22日に開幕となった、ノジマTリーグ5thシーズンプレーオフ。23日では、男子ファイナルが行われ、レギュラーシーズン1位の木下マイスター東京と、2位の琉球アスティーダが対戦した。

琉球アスティーダが2度目の優勝を飾る

22日の女子セミファイナルに続き、盛大な歓声に包まれて行われたこの一戦。

写真:吉村真晴/吉村和弘(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
写真:吉村真晴/吉村和弘琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部

迎えた第1マッチでは、ダブルスベストペア賞の大島祐哉/篠塚大登木下マイスター東京)ペアと、吉村真晴/吉村和弘(琉球アスティーダ)の兄弟ペアの対戦となる。

写真:大島祐哉/篠塚大登(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
写真:大島祐哉/篠塚大登(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部

第1ゲームでは、後陣からの粘り強さを見せた吉村兄弟ペアが11-7で先取。第2ゲームでは、台上から先手を取った大島/篠塚ペアが序盤で大きく点差を離す。

凄まじい追い上げを見せた吉村兄弟ペアがデュースに持ち込むも、鋭い打球で押し切った大島/篠塚ペアが1ゲーム目を奪取し、勝負は最終第3ゲームに突入。

写真:吉村真晴/吉村和弘(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
写真:吉村真晴/吉村和弘(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部

6-6から始まる第3ゲームでは、両ペア一歩も引かない姿勢を見せ、長いデュースに突入。最後は篠塚のフォアハンドドライブがオーバーして試合終了し、吉村兄弟ペアが貴重な先制点を獲得した。

第2マッチでは、2021年全日本チャンピオンの及川瑞基(木下マイスター東京)と、全日本ジュニア王者の濵田一輝(琉球アスティーダ)が対戦。

写真:濵田一輝(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
写真:濵田一輝(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部

第1ゲーム序盤では、サーブレシーブから堅実に得点を重ねた濵田が点差を離すも、及川が安定感のある返球で8点連続得点を挙げ、逆転で先制に成功する。

鉄壁のブロックで濵田の強打を手堅く返球した及川が、第2ゲームも連取し、勝利に王手を懸ける。後の無くなった濵田だったが、及川のブロック、カウンターを恐れずにフォアハンドを振り抜き、11-8で第3ゲームを奪取。

写真:及川瑞基(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
写真:及川瑞基(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部

バック対バックの展開で驚異的な得点力を見せた及川が、11-9で第4ゲームを奪い、マッチカウントは1-1に並んだ。

第3マッチでは、本日2試合目となる篠塚大登(木下マイスター東京)と、日本を牽引する若きエース・張本智和(琉球アスティーダ)の対戦となる。

写真:張本智和(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
写真:張本智和(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部

第1ゲームから激しい打撃戦となり、張本の豪打と篠塚のブロックがぶつかり合う至高のラリーが会場を魅了する。8-8から、コースを突いた返球で3連続ポイントを収めた篠塚が好スタートを切る。

第2ゲームでは、積極的な姿勢を見せた篠塚が主導権を握る。8-7でのタイムアウト明け、3連続ポイントを決めた篠塚がこのゲームも連取。

張本の強固なブロックに対し、粘り強い返球で相手のミスを誘った篠塚が11-8で第3ゲームを制して勝利。木下が勝利に王手を懸けた。

写真:篠塚大登(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
写真:篠塚大登(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部

試合の要となった第4マッチでは、ブラジルの至宝・ウーゴ・カルデラノ(木下マイスター東京)と、今季単12勝を挙げた吉村真晴の対戦となる。

写真:ウーゴ・カルデラノ(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
写真:ウーゴ・カルデラノ(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部

第1ゲームでは、要所に連続得点を重ねた吉村が11-6で先取。第2ゲームでは、序盤に大きくリードしたカルデラノが、中陣からの堅実な返球で1ゲーム目を奪取し、ゲームカウントは1-1に。

第3ゲームでは、多彩なサーブで主導権を握った吉村が11-3と圧倒。第4ゲーム序盤では、吉村のミスが重なり、カルデラノ優勢で試合が進む。10-7とカルデラノがマッチポイントを握るも、ミスを恐れず豪快なフォアハンドを振る吉村。

写真:吉村真晴(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
写真:吉村真晴(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部

第4ゲームをカルデラノが奪い、一進一退の攻防は最終第5ゲームに突入。6-6から始まる第5ゲームでは、1点目の大きなラリーを制した吉村が、勢いそのままに圧倒して11-7で勝利。

木下と琉球のスコアは2-2と並び、ビクトリーマッチへと突入した。

写真:ウーゴ・カルデラノ(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
写真:ウーゴ・カルデラノ(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部

試合の命運を握るビクトリーマッチでは、張本とカルデラノの対戦となった。第3マッチでは篠塚敗れた張本だったが、ビクトリーマッチでは、1点目から気迫溢れるプレーを見せた張本。

写真:張本智和(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
写真:張本智和(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部

勢いそのままに11-4で勝利し、琉球アスティーダがプレーオフファイナルで2度目の勝利を飾った。2シーズン振りの優勝となった琉球アスティーダは、歓喜の渦に包まれた。

写真:優勝を決めた直後の琉球アスティーダ/撮影:ラリーズ編集部
写真:優勝を決めた直後の琉球アスティーダ/撮影:ラリーズ編集部

試合後の表彰式では、プレーオフMVPとして単複2勝を上げた吉村真晴が選出された。

写真:吉村真晴(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
写真:吉村真晴(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部

優勝シャーレの贈呈も行われ、琉球アスティーダが2シーズン振り、2度目のTリーグ優勝を果たした。

写真:張本智和(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
写真:張本智和(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部

ノジマTリーグ2022‐2023シーズンプレーオフファイナル試合結果、試合予定は以下の通り。

ノジマTリーグ2022‐2023シーズンプレーオフファイナル試合結果

木下マイスター東京 2-3 琉球アスティーダ〇

大島祐哉/篠塚大登 1-2 吉村真晴/吉村和弘〇
7-11/12-10/12-14

〇及川瑞基 3-1 濵田一輝
11-8/11-7/8-11/11-9

〇篠塚大登 3-0 張本智和
11-8/11-7/11-8

ウーゴ・カルデラノ 2‐3 吉村真晴〇
6-11/11-6/3-11/11-9/7-11

ウーゴ・カルデラノ 0-1 張本智和〇
4-11

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