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「厳しい戦いが待っている」日本生命・村上恭和総監督が紐解く、Tリーグプレーオフ オーダー決めの極意も公開

<卓球・ノジマTリーグ2022‐2023シーズン(5thシーズン)プレーオフセミファイナル 日程:3月22日 19:00~ 場所:代々木第二体育館>

22日に開催となる、Tリーグ5thシーズンプレーオフ。

女子セミファイナルでは、レギュラーシーズン2位のトップおとめピンポンズ名古屋と、3位の日本生命レッドエルフが対戦する。

激戦が予想されるプレーオフの見どころを、当事者の日本生命レッドエルフの村上恭和総監督と紐解いていく。

村上監督「レギュラーシーズンは厳しい戦いだった」

――今季のレギュラーシーズンを振り返っていかがでしょうか。
日本生命レッドエルフは女子4連覇中ですが、今季のレギュラーシーズンでは、プレーオフ進出が危ぶまれるほどの厳しい戦いになりましたね。

レギュラーシーズン11勝9敗で3位。ぎりぎりファイナル進出枠に滑り込みました。

11勝中9勝はダブルスで勝っており、ダブルスで勝つことがチームの勝利に繋がると、改めて実感したシーズンでした。

写真:日本生命レッドエルフ/提供:T.LEAGUE/日本ペイントマレッツ/アフロ
写真:日本生命レッドエルフ/提供:T.LEAGUE/日本ペイントマレッツ/アフロ

――苦戦の要因はどこにあったのでしょうか。
今季から1番ダブルスで出た選手が、2番シングルスへ連続出場することが可能になりました。

そのルール変更に最後まで対応できず、オーダーを上手く当てられなかったことが、苦戦した理由の1つですね。

――なるほど、特に印象的だった試合はありますか。
1月7日、2月4日でトップ名古屋に2-3で敗れた2試合ですね。順位争い中の名古屋に競り負けた、手痛い敗戦でした。

どちらの試合もダブルスを取られ、シングルスで2本取返してからの逆転負けでした。

名古屋は鈴木李茄/南波侑里香のダブルスがとても強いので、やはりセミファイナルでもダブルスがキーポイントになります。

ダブルスで勝ち越したことは、名古屋が初めてファイナルに進出した大きな要因の1つですね。

セミファイナルオーダーを考察

――個人的に、プレーオフセミファイナルのオーダーを考えてみました。両チームの勝敗数、勝率を元に、オーダー予想を組み立てています。村上監督ご本人に聞くのも恐縮ですが…。

写真:女子セミファイナルオーダー予想(今季レギュラーシーズンスタッツ)/作成:ラリーズ編集部
写真:女子セミファイナルオーダー予想(今季レギュラーシーズンスタッツ)/作成:ラリーズ編集部

根拠が明確で、概ね良い予想だと思いますが、1点指摘がありますね。

ダブルスに関してですが、確かに勝利数を見ると、笹尾明日香/麻生麗名ペアが最も多いです。

しかし今シーズン、笹尾/麻生ペアは、名古屋の鈴木李茄/南波侑里香とは対戦していません。

そのため、鈴木/南波ペアに今季勝利した唯一のペアである、森さくら/笹尾明日香を起用することも予想できますね。

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