「パリ五輪」卓球男子も圧倒的強さで準々決勝進出!張本智和は混合ダブルスとシングルスの悔しさを晴らす
写真:張本智和(IMG)/提供:WTT
8月6日、パリオリンピック卓球男子団体競技準々決勝「日本代表対台湾代表」の一戦が行われる。
1回戦のオーストラリア戦を圧倒的な強さで勝利した日本代表は、準々決勝で強敵台湾代表との対戦となる。
初戦圧勝も準々決勝の台湾は油断できない相手
戸上隼輔と篠塚大登のダブルス、張本智和と篠塚大登のシングルスで3試合連続ストレート勝利となった日本だが、準々決勝の台湾戦はそう簡単ではない。
世界ランキング8位の林昀儒、32位の高承睿、36位の荘智淵と3人の選手ともにかなりの実力者となるからだ。
日本は張本智和が9位、戸上隼輔が15位、篠塚大登が39位となっており、個人の実力は同等であるといえるが、戸上隼輔と篠塚大登のダブルスペアに限っては世界ランキング5位とトップクラスの実力があるため有利であるといえるだろう。
タイの高承睿と荘智淵のダブルスペアも世界ランキング12位であり簡単には勝てない相手となるため、この初戦を日本がとれるかどうかがターニングポイントとなるはずだ。
混合ダブルスとシングルスの悔しさを晴らしたい張本智和
張本智和はまだパリオリンピックにおいてメダルを獲得していない。
女子のエース早田ひなと組んだ混合ダブルスでは、情報の全くない北朝鮮ペアに1回戦でまさかの敗戦。
シングルスでも準々決勝で中国の樊振東に3-4で敗れ、メダルは獲得できなかった。
そのため、張本の男子団体戦に懸ける気持ちは非常に強い。
オーストラリア戦の第2試合で勝利した張本は、「3ゲーム目はもたついたので修正していきたい」と反省し、「日本にメダルを持ち帰りみんなで一緒に喜びたい」と決意を述べた。
4年後のオリンピックにも出場できるほど若い3選手ゆえに、勢いに乗れれば決勝までたどり着けるはずだ。
トーナメントの反対の山には王者中国がいる。
果たして若き男子日本代表は、決勝に進出しメダルを確定させることができるのか。
そして、中国が順当に勝ち進んだ場合、決勝で中国を撃破することができるのか。
まずは準々決勝に注目だ。
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