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【卓球技術】ラリーで強くなる!ペンホルダーの切り替えのポイント

2022.10.07
文:加藤拓也コーチのYouTube KATO卓ちゃんねるより

ペンホルダーの選手にとって、フォアとバックの切り替えはラリー戦で勝つためには必要不可欠な技術です。

「これができると試合が変わる!脱中級者講座」の第20回では、ペンホルダーの切り替えのコツと練習法を、加藤コーチの技術指導を通して詳しく見ていきましょう。

加藤拓也
【加藤拓也(かとう たくや)】京都府・洛東高等学校から京都産業大学を経て、現在は天王山卓球スクール北山店でコーチを務め、子どもから大人までを幅広く指導する。戦型は右利きの中国式ペンホルダーでフォア表ソフトバック裏ソフト。中学生から卓球を始めながら、全国大会出場経験も持つ。自身の個人チャンネルであるKATO卓ちゃんねるでは、中ペン、表ソフトの技術をメインに練習や試合の動画を多く配信している。‬(写真提供:本人)このページの目次

  • [11 【連載】これができると試合が変わる!脱中級者講座 加藤拓也コーチ編]()

ペンホルダーの切り替え

加藤:今回はペンホルダーの切り替えについて解説していきたいと思います。

一般的に表ソフトの選手は前陣でプレーすることが多いため、全てのボールをフォアで打つことは難しく、バック対バックの展開になることもあります。そうなると、急にフォアに飛ばされた時に何もできずにただボールを入れるだけでは試合に勝つのは難しくなります。

そこで、この切り替えが重要になってきます。

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           ## ポイント①:体の前からスイングと切り替えを行う

加藤:1つ目のポイントは、体の前からスイングを始めて体の前で切り替えることです。

ペンホルダーの選手はフォアハンドで攻める意識が強いため、フォア側にラケットを置きがちですが、その位置からバックに返すとただ当てるだけの打ち方になってしまいます。

フォアハンドもバックショートも体の前でスイングすることを徹底しましょう。そうすることで、フォアとバックの打ち終わりのラケットの位置が揃うようになります。

つまり、フォアとバックを打つ際のラケット一の偏りをなくすということです。偏りがあればあるほど、どちらかに振られたときに対応するのが難しくなります。

そしいて、体の前を通って切り替えをするために、スイングはある程度振り切ることを意識してください。振り切ったところから次の動作に移るということを意識しましょう。

この時に、先にラケットを戻してしまうのはNGです。先にラケットを戻してしまうと、逆のコースを突かれると対応できなくなってしまいます。

実際のお手本動画 2:42~

## ポイント②:前腕と指でグリップを切り替える

加藤:2つめのポイントは、グリップの切り替えの際に前腕と指をしっかり使うことです。

前提として、グリップ時の指はフォアハンドとバックショートで異なるのでしっかり変えてください。

そして、前腕について解説します。

フォアからバックに切り替える時は前腕を時計回り(ドアノブを回すような動き)に回すことでバックの角度が作りやすくなります。

そして、バックからフォアの場合は、前腕を反時計回りに動かします。反時計回りに回すことでフォアハンドの形が出てくれますし、ここから前腕を時計回りに回すとバックショートの形を作る事ができます。この前腕の動きと指の切り替えをセットで行うことで、スムーズにラケットの面の切り替えが行いやすくなります。

ペンホルダーの場合はラケット面を作る事が難しいと感じる方が多いと思いますが、特に面が上に向かないように注意しましょう。上に向いてしまうとスイングすることが難しくなりますし、肘が上がりやすくなってボールがオーバーすることが多くなるので注意しましょう。

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加藤:3つめのポイントは、フォアとバックで打つリズムが変わりすぎないようにするということです。

バックだけ早いタイミングで打って、フォアは打球点を遅らせて打つということをやりがちですが、これはあまり良くありません。フォアとバックでリズムを変えてしまうと自分自身のリズムを合わせることが難しくなりますし、打球ポイントが外れやすくなります。

なので、フォア側の打球のタイミングがあまり遅れすぎないようにしましょう。バックを早いタイミングで打ってるのであれば、フォア側も早いタイミングで捕まえてあげることが大事です。

そのタイミングの作り方、ボールに対してリズムを使うために体を使います。小手先だけでボールに対してリズムを合わせにいってしまうと、体がつんのめってしまうので注意しましょう。

切り替え練習の注意点①:ただの動く練習にならないようにする

加藤:次は、切り替え練習を行う上での注意点について詳しく解説していきたいと思います。

加藤:1つ目の注意点としては、ただの動く練習にならないようにすることです。

切り返し練習にも色々な種類のものがありますが、ボールの場所に動くだけだとただの運動になってしまいます。

返ってくるボールは一球一球異なるので、それに対して足の細かい微調整を行い、形を作って打球することを意識しましょう。

実際のお手本動画(別アングル)6:36~

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加藤:2つめの注意点は、強いボールを打ちすぎないことです。

技術がある程度身についてきたら強いボールを打っても大丈夫ですが、切り替えの技術を習得するという段階においては、ボールのスピードはある程度揃えておいた方が良いと思います。

そうすることで切り替えの感覚を掴むことができますし、技術の習得も早くなります。

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