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筑波大・中田、ノーシードから4強入り 男女シングルスの王座は誰の手に<卓球・全日学最終日見どころ>

大会報道 筑波大・中田、ノーシードから4強入り 男女シングルスの王座は誰の手に<卓球・全日学最終日見どころ>

2021.10.31 文:ラリーズ編集部
<第87回全日本大学総合卓球選手権大会 個人の部 日時:10月28日~31日 場所:埼玉県・所沢市民体育館>

30日、全日本大学総合卓球選手権大会は3日目を迎え、男女ダブルスの決勝戦と、男女シングルスの準々決勝までが行われた。男子ダブルスでは宮本春樹/田原彰悟(愛知工業大)ペアが、女子ダブルスでは岩越帆香/笹尾明日香(早稲田大)ペアが優勝を飾った。

3日目総括

宮本春樹/田原彰悟(愛知工業大)ペア
写真:宮本春樹/田原彰悟(愛知工業大)ペア/撮影:ラリーズ編集部男子ダブルス決勝には、宮本/田原ペアと西康洋/菅沼湧輝(明治大)ペアが登場した。宮本/田原ペアは準決勝で第2シードの宇田幸矢/戸上隼輔(明治大)ペアを3-1で下し決勝に進んできた。一方、西/菅沼ペアは中村光人/横谷晟(愛知工業大)のペアとのフルゲームの接戦を制し勝ち上がってきた。

西康洋/菅沼湧輝(明治大)ペア
写真:西康洋/菅沼湧輝(明治大)ペア/撮影:ラリーズ編集部試合は宮本/田原ペアが第1ゲームを、西/菅沼ペアが第2ゲームを取り1-1で並ぶ。そこから宮本/田原ペアが2ゲームを連取して3-1で勝利。インカレに続き、ダブルスでも愛工大が制す形となった。

岩越帆香、笹尾明日香
写真:岩越帆香/笹尾明日香(早稲田大)ペア/撮影:ラリーズ編集部女子ダブルス決勝には第1シードの岩越/笹尾ペアと、第2シードの木村香純/出澤杏佳(専修大)ペアが登場した。岩越/笹尾ペアは早稲田大対決を、木村/出澤はTリーガー対決を制して決勝まで進んできた。序盤は木村/出澤ペアがリードして第1ゲームを奪う。

しかし、第2ゲーム以降は岩越/笹尾ペアがラリーの主導権を握り、3ゲームを連取して優勝を収めた。女子でも、早稲田大の選手がインカレとダブルスを制した。

高見真己
写真:高見真己(愛知工業大)/撮影:ラリーズ編集部男子シングルスでは、準々決勝で第2シードの宇田が高見真己(愛知工業大)に敗れたほか、横谷が沼村斉弥(明治大)に勝利すると続く準々決勝で小野寺翔平(中央大)に勝利してベスト4入りを果たしている。ほかにも、ダブルス優勝の田原や、戸上が準決勝へと駒を進めた。

黒野葵衣
写真:黒野葵衣(早稲田大)/撮影:ラリーズ編集部女子シングルスでは、木村が順当に準々決勝で勝利を挙げ準決勝に進んだが、他の山では熱戦が繰り広げられた。ダブルスベスト4の黒野葵衣(早稲田大)は、出澤に勝利すると準々決勝では大川真実(愛知工業大)とのフルゲームの熱戦を制すなど、Tリーガーを次々と下してきている。

ダブルスで優勝を飾った笹尾は、準々決勝で岡田琴菜(愛知工業大)に敗れ、今大会で2冠は叶わなかった。

中田玲奈
写真:中田玲奈(筑波大)/撮影:ラリーズ編集部また、中田玲奈(筑波大)はシード下からスタートし、5回戦では信田ことみ(愛知工業大)に4-1で勝利、続く準々決勝では阿部里歩(國學院大)と2度のデュースを含むフルゲームの熱戦を繰り広げ、4-3でベスト4入りを決めた。

最終日となる31日には男女シングルスの決勝戦まで行われる。

最終日見どころ

戸上隼輔
写真:戸上隼輔(明治大)/撮影:ラリーズ編集部男子シングルス準決勝に進んだ4名のうち、戸上以外の3名が愛工大の選手となった。ダブルス準決勝で敗れた戸上は田原にリベンジを果たし、優勝まで駆け上がれるのか。横谷と高見による“愛工大”対決の行方も合わせて、注目の試合だ。

木村香純
写真:木村香純(専修大)/撮影:ラリーズ編集部女子シングルス準決勝でも、岡田と木村がダブルスに続いて対戦することとなった。岡田がリベンジを果たすか、木村が再び勝利するのか。また、ノーシードから勝ち上がる中田は、ダブルスベスト4の黒野とのカットマン対決に対してどのような試合展開を見せるのか見物だ。

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