アーセナル冨安健洋の新シーズンはアーセナルで控え要因としてプレーか、それともセリエA移籍か

冨安健洋,サッカー

写真:冨安健洋(提供:アフロ)
8月2日、エミレーツカップ「アーセナル対モナコ」の一戦が行われ、1-1(PK5-4)でアーセナルが勝利した。

日本代表DFの冨安健洋は右SBでスタメン出場し、62分までプレーした。

セリエAのインテルとナポリからも関心を持たれているが、今のところアーセナル残留が濃厚となっている。

右SBとしてまずまずのプレーを見せた冨安

プレシーズンマッチではこれまでSBだけでなくCBでも出場していたが、やはりアルテタは冨安をSBの戦力として考えているようだ。

モナコ戦でも対人能力や空中戦の強さなど守備力の高さを見せた。

41分にはボール奪取からエリア外の左へ展開しライスのシュートチャンスを作り、42分にはCKからヘディングシュートを放つなど攻撃に関しても存在感を見せた。

当初よりも怪我からの復帰時期が早まり、キャンプから練習に参加できておりコンディションも良さそうだ。

今季の冨安は右SBの2番手争い&CBの緊急要員としての役割か

アーセナルのアルテタ監督は、昨季終盤の失速の原因が怪我人続出による戦力の低下であることを把握しており、今夏はオランダ代表DFユリエン・ティンバーを獲得しDF陣の層を厚くした。

ティンバーはCBと両SBのどこでもプレーできるため、一気にDF陣の不安は解消されたと言える。

現時点でのDF陣のスタメン候補は、右SBベン・ホワイト、CBウィリアム・サリバ、ガブリエウ・マガリャンイス、左SBがオレクサンドル・ジンチェンコとなる。

左SBはティアニーが2番手もしくは3番手となり、冨安とティンバーはすべてのDFのポジションで2番手要員となる。

世界を見渡しても、DFラインのすべてをこなせるDFは希少だが、アーセナルは冨安とティンバーという2人のマルチな才能を持った選手を有している。

これにより、プレミアリーグとFA杯、CLを最後まで戦い抜くことが可能になったと言えるだろう。

セリエAの複数クラブから関心を持たれている冨安

基本路線はアーセナル残留だが、何が起こるか分からないのが移籍市場というものだ。

正式なオファーまでは至っていないものの、セリエAのナポリとインテルは冨安に強い関心を示している。

両クラブともSBとしてではなく、CBとして興味を示しているため、冨安にとっては悪い話ではないはずだ。

移籍期限も徐々に迫ってきているが、果たして冨安はこのままアーセナルに残留することになるのだろうか。