• HOME
  • 記事
  • サッカー
  • W杯が「日常」の延長線上となった日本代表の強さ 世界を驚かせる逸材が揃う
久保建英,サッカー

W杯が「日常」の延長線上となった日本代表の強さ 世界を驚かせる逸材が揃う

写真:久保建英(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
ついにW杯がカタールの地で開幕する。

日本代表は11月23日(日本時間22:00)にドイツ代表と対戦予定だが、現在の代表選手たちにはかつての日本人選手達のような「世界のトップクラスの選手たちと戦えるというフワフワ感」はない。

彼らにとってW杯は、「日常」の延長線上のものなのだ。

すでに世界の強豪国も、日本のことを「弱小国」としては見ていない。

世界を驚かせる逸材が揃っているのだ。

ドイツ、ブンデスリーガでも活躍する鎌田、遠藤、堂安、板倉ら

日本人選手は、かつてドルトムントで大活躍した香川真司の功績によって、現在も数多くの選手がドイツの地でプレーしている。

・鎌田大地

今季すでに12得点3アシストを記録しており、CL(チャンピオンズリーグ)3試合連続ゴールを記録するなどドイツのみならず欧州でもトップクラスの選手に成長した。

・遠藤航

チームは16位と低迷しているものの、遠藤個人はこの数年間でチームのキャプテンを務めデュエル王となるなど、ブンデスリーガでの知名度を高めている。

・堂安律

今季はリーグ2位と好調フライブルクのスタメンとしてプレーしており、チームメイトにもドイツ代表選手がいるなど、ワールドクラスの強度を熟知している。

・板倉滉

昨季シャルケの1部昇格に大きく貢献し、今季は怪我をするまでは開幕から新天地ボルシアMGでスタメンとして出場していた。

第4節にはドイツ代表に多くの選手を送り込むバイエルンと1-1で引き分けている。

この他にも、シュツットガルトで遠藤と共にスタメン出場している伊藤洋輝やシャルケの吉田麻也、ボーフムの浅野拓磨などがブンデスリーガでプレーしている。

欧州トップリーグで活躍する久保、冨安、三苫

日本代表選手の何人かは、欧州のトップリーグであるプレミアリーグやラ・リーガでプレーしている。

・久保建英

今季は完全移籍で加入したレアル・ソシエダでスタメンを勝ち取り、EL(ヨーロッパリーグ)の決勝トーナメント進出とリーグ3位(第14節終了時点)という好成績に貢献している。

・冨安健洋

今季もプレミアリーグで首位を独走するアーセナルの重要な戦力としてプレーしている。

怪我さえなければ世界屈指のDFとしてさらに飛躍するはずだ。

・三苫薫

日本サッカー史上最高のドリブラーが今季ついにプレミアリーグに上陸。

シーズン序盤はベルギー代表のトロサールの控えだったが、現在では共存という形でスタメン出場し結果を残し始めている。

カタールW杯で世界は「MITOMA」を知ることになるだろう。

この他にも、フランスではスタッド・ランスの伊東純也がチームの主力としてプレーしており、守田英正はポルトガルの名門スポルティングで活躍中だ。

これらの選手たちにとって、ワールドクラスの選手たちと共にプレーしたり対戦することは「日常」であり、強豪ドイツについても「勝てない相手ではない」と認識しているはずだ。

個の力のある選手たちが日本人らしい組織力を武器に戦う今回のカタールW杯は、世界を驚かせる可能性を秘めている。

運命のドイツ戦が間もなくやって来る。

関連記事