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久保建英,サッカー

【カタールW杯】ドイツとスペインが同組でも「絶対無理ではない」とファンが期待する日本のポテンシャルの高さ

写真:久保建英(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
日本代表のカタールW杯初戦までついにあと10日となった。

ドイツとスペインという超強豪国と同組であり、組合せが決まった直後はグループリーグ突破が絶望視されていたが、初戦まで10日となった現段階で「絶対に無理」といった声はまったく聞こえない。

そこには、確かな日本サッカーの成長と選手たちのポテンシャルがあるからだと言えるだろう。

スペインとドイツの監督もお世辞抜きで警戒

スペインのルイス・エンリケ監督は、11日に行われた自国のW杯メンバー発表の際に日本について、「成長を続けているチームであり、鋭いプレスをかけ後方から果敢に攻撃を仕掛けてくるだろう。とても高いレベルのプレッシャーをかけてくる」とコメントしている。

ドイツのフリック監督も以前、「日本は非常にポテンシャルの高いチームで、ブンデスリーガでたくさんの選手がプレーしていることからもそれが分かる。スピードがあり、速い攻撃を武器にしている」と警戒していた。

これまでの日本であれば、強豪国の監督は、「年々成長しているアジアのトップチーム」というニュアンスのお決まりなコメントだけを残していたが、現在では「油断すれば勝ち点を失う相手」と認識されるようになってきているのだ。

エンリケ監督は、バルセロナ監督時代に下部組織にいた久保建英を警戒しており、フリック監督はブンデスリーガで活躍する鎌田や遠藤、堂安、浅野、板倉らの実力を知っており、確かな実力を持っていると認識している。

欧州の強豪チームでスタメンを張る選手が増えた日本、ファンも「絶対無理」だとは思っていない

冒頭でも挙げた通り、カタールW杯の各グループの組合せが決まった直後は、日本のグループリーグ突破は絶望視されていた。

「絶対無理じゃん」

「くじ運なさすぎでしょ」

そんな声が上がっていたが、大会初戦まで10日となった現在では、「絶対無理」といった声は聞かれない。

なぜならば、それだけ現在の日本代表のポテンシャルが高いからだ。

レアル・ソシエダの久保建英にアーセナルの冨安健洋、ブライトンの三苫薫、フランクフルトの鎌田大地など、欧州の強豪チームでスタメンを張る選手も多い。

さらには、フライブルクの堂安、ボルシアMGの板倉滉、シュツットガルトの遠藤航、スポルティングの守田英正など、確かな実力のあるチームでスタメンを張る選手も多いので、チームとしてだけでなく単純に個人としての能力も非常に高いのだ。

森保監督への批判は若干多いが、それでも歴代の日本代表監督の中でもかなり高い勝率を誇っている。

不安視されていた複数の怪我人も着実に回復してきており、実力のある選手たちが日本らしい連携力で強度の高い守備をしながらも、攻撃でらしさを見せることができれば、「ドイツやスペイン相手でももしかしたら・・・」と期待してしまう。

今回のW杯でドイツとスペインのどちらかにでも勝利し、ベスト8以上を成し遂げることができたならば、世界は日本代表を「強豪国」と認識するようになるかもしれない。

はたしてどのような結果となるのか、その結末を見届けよう。

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