写真：Koji Watanabe/Getty Images Spor
カタールW杯開幕まで1ヶ月を切り、いよいよ日本代表のメンバー発表が行われる。
日時は11月1日午後2時。
今大会は登録メンバーが23人ではなく「26人」となるなど従来とは違う部分もあるが、はたして誰がカタール行きの切符を掴むことになるのだろうか。
注目は怪我からの復帰が微妙な板倉＆浅野とサプライズ選出
9月に行われた日本代表の欧州遠征の内容から、およそ選ばれる選手が固まったように感じる。
森保監督も10月上旬の段階で「ほぼ固まった」と話していた通り、これまで選ばれてきた8割～9割の選手は順当に選出されるはずだ。
固まっていない部分としては、やはりボルシアMGの板倉滉とボーフムの浅野拓磨のリハビリ組となるだろう。
浅野よりも板倉の方が復帰まで近いと言われていることから、板倉の選出の可能性はやや高い。
ヴィッセル神戸の大迫勇也も、ここ数週間はコンディションも良く、得点も取っていることから滑り込みで代表へ復帰するはずだ。
あとはサプライズ枠として1人か2人あるかないかといったところだろう。
しかし、森保監督自身が「サプライズはない」と話していることからも、大きな話題となるサプライズ選出の可能性は低そうだ。
森保監督がどのようなメンバー発表を行うのかに注目
11月1日に予定しているW杯日本代表メンバーの発表は、これまで通り名前を読み上げる形で行われることが決まっている。
森保監督は、「めちゃめちゃ緊張します」と話していたが、期待するのはただ名前を読み上げて「このメンバーで戦っていきます」というセリフだけではなく、選手やファンを盛り上げるようなモチベーターとしての振る舞いだ。
W杯のメンバー発表は、サッカー人生を左右する場となるだけでなく、選ばれた選手たちがモチベーションを高める時間でもある。
名前を呼ばれれば、選ばれたことにホッとするはずだが、そこで「決意表明」の様な言葉が森保監督から発せられれば、よりモチベーションは高まるはずだ。
モチベーターと呼ばれるユルゲン・クロップ監督やジョゼップ・グアルディオラ監督、ミケル・アルテタ監督といった名将たちは、戦術家でありながらも最高のモチベーターでもある。
彼らならば、選出するメンバーの名前を読み上げるだけではなく、実際にプレーする選手や応援するファンが「いよいよワールドカップだ」と気持ちを高められるような言葉を添えることだろう。
はたして森保監督は11月1日にどのような会見を行うのか。
そのモチベーターとしての資質に注目しよう。
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