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日本代表の選手層が異常な厚さに!アジア杯優勝はもちろん北中米W杯でも上位進出を狙える

写真:三笘薫(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
日本代表の6月シリーズでは、エルサルバドル戦とペルー戦の2試合で合計10得点を挙げ圧勝したが、その攻撃力だけでなく「選手層の厚さ」に驚いたファンも多かったのではないだろうか。

その選手層の厚さは強豪国並みで、2024年1月に行われるアジア杯優勝はもちろん、2026年に行われる北中米W杯でも上位進出が狙えるほどだ。

現時点での国際大会を戦う上で重要なローテーションパターンを考えてみよう。

6月シリーズを踏まえた上でのベストな布陣

それでは、6月シリーズを踏まえた上で「ベストな布陣」を挙げてみよう。

GK シュミットダニエル

DF 菅原由勢 板倉滉 谷口彰悟 伊藤洋輝

MF 遠藤航 守田英正 鎌田大地 久保建英 三笘薫

FW 上田綺世

非常に安定して戦えるこのメンバーであれば、強豪国とも対等に戦えるはずだ。

途中出場で伊東純也、堂安律、旗手怜央、古橋亨梧、前田大然、中村敬斗といった選手が使えるというのも、大きなポイントだろう。

DFに関しては、冨安健洋が本格的に復帰すれば間違いなくスタメンの1人として名を連ねる。

ベンチにもSBとして相馬勇紀、森下龍矢がおり、CBに関しても伊藤洋輝が務めることができる(試合中にポジションを変更することも可能)

おそらく上記のメンバーでアジア杯の決勝を戦うことができれば、ファンも納得するはずだ。

疲労やコンディションを見てハイレベルなローテーションが組める

現在の日本代表が「過去最強」と言われているのは、三笘薫や久保建英といった欧州トップリーグで活躍している選手がいるということもあるが、何より「選手層が厚い」という点が評価されていることだろう。

例として2024年1月に行われるアジア杯で考えてみよう。

1月14日にベトナム戦、19日にイラク戦、24日にインドネシア戦を予定しているが、中4日で行われるため比較的余裕があると考えられる。

2位以内に入れば決勝トーナメント進出ができるため、ベストメンバーを組む必要もなく、コンディション調整をしながら決勝トーナメントに照準を合わせるような戦い方ができるだろう。

各選手3試合中2試合に出場するようなローテーションも組める。

決勝トーナメントは、1月28日~31日、準々決勝は2月2日、3日、準決勝は6日、7日、決勝は10日となる。

およそ中3日で行われ、対戦相手もサウジアラビアや韓国、オーストラリア、イランといったアジアの強国となる可能性もあるため、ここからが本番となる。

しかし、グループステージで無理をせずローテーションで勝ち上がれるはずの日本代表にとっては、決勝トーナメントのどの試合でもコンディションの良い選手を使用できるというメリットがある。

こうした大会では、大抵主力選手が疲れにより準々決勝以降キレがなくなってしまうが、現在の日本代表ではありえない。

三笘薫を例に出してみると、グループステージの1戦目はベトナムが相手であるため、中村敬斗がスタメンで、三笘は後半残り20分に出場させる。

2戦目はイラク戦であるため、三笘がスタメン出場し、後半30分あたりまでプレー後中村に代わる。

3選目は、すでに決勝トーナメント進出を決めている可能性が高いため、浅野拓磨や前田大然などを起用しても良い。

三笘は万全のコンディションで決勝トーナメント1回戦にスタメン出場でき、無理にフル出場させず中村を効果的に起用していけば、決勝までベストなコンディションを維持できるだろう。

久保や鎌田、遠藤航といった主力選手たちにとっても同じことが言える。

決勝トーナメント全試合で、実力のあるコンディションの良い選手を起用できるため、勝てる確率は極めて高いのだ。

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