
新生日本代表初戦のウルグアイ戦、注目は板倉から三笘、三笘から上田のホットライン
写真:板倉滉(7044sueishi/アフロ)
いよいよ注目の新生日本代表の活動がスタートする。
3月24日、サッカー日本代表国際親善試合「日本代表対ウルグアイ代表」の一戦が行われる。
新戦力のプレーにも注目だが、板倉、三笘、上田のホットラインには特に注目だ。
前日練習で板倉に「動き」を伝える三笘
雨の中行われた新生日本代表の前日練習だったが、その中で印象に残ったのは「三笘と板倉のディスカッション」だ。
ストレッチで隣同士となった三笘と板倉だったが、ストレッチをしながら三笘が両手を使い板倉に何やら「動き」を伝えていた。
どのような「動き」についてディスカッションしていたのかは定かではないが、間違いなく試合中の効果的な動き方やパスを出すタイミング、1対1の駆け引きなどの内容だったことだろう。
「自分の経験をディスカッションすることもある」と三笘自身が言う通り、選手間での決めごとを作ることも非常に重要だ。
名波コーチや前田コーチが加わり、戦術面の決まりごとは以前よりも増えそうだが、それでもブライトンのデ・ゼルビ監督のレベルではないだろう。
元々森保監督は攻撃時の決めごとをあまり行わないため、選手間の決めごとは非常に重要なのだ。
三笘が中に絞りながら裏に抜ける動きに板倉がスルーパスという形
三笘薫という個を最大限に活かすためには、適切なタイミングで適切な場所にパスを出す選手が必要不可欠だ。
当然ながら「4-2-3-1」の左SBやボランチ、トップ下が三笘がプレーしやすいようにパスを出す必要があるが、高いレベルを目指すならばCBの板倉からのパスを増やすべきだろう。
ブライトンでは、CBのダンクから裏に抜ける三笘にスルーパスが出るシーンが1試合に2回以上はある。
完全な約束事として決まっているプレーで、三笘が外から中に絞りながら相手DFの裏を狙い、ベストなタイミングでダンクがスルーパスを出すのだ。
CBながら前にドリブルを持ち出せ、裏へスルーパスも出せる板倉ならば、ダンクと同じような役割が担えるはずだ。
右のCBになると三笘へのスルーパスの回数は多くなくなるが、左のCBを務めるならば確実にホットラインを形成できるはずだ。
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