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田中碧、イングランド2部のリーズへ移籍か、移籍市場の閉幕までに合意の可能性あり

写真:田中碧(提供:Laci Perenyi/アフロ)
8月27日、デュッセルドルフ所属の田中碧がイングランド2部(チャンピオンシップ)のリーズ・ユナイテッドに移籍する可能性があるとドイツ紙『Bild』が報じた。

移籍金交渉中だが、残り数日で契約がまとまる可能性も十分にありえる。

今夏の移籍市場は閉幕が近づいているが、確定すれば田中にとってはここ数年の負の流れを断ち切るための重要な移籍となるかもしれない。

ドイツ2部でくすぶる田中碧、移籍は逆襲への第一歩

Jリーグの強豪である川崎フロンターレで頭角を現し、瞬く間に日本代表の常連となった田中碧だが、ここ数年は不遇の時期を過ごしている。

確かにカタールW杯では「得点」という結果を残した。

しかし、代表においては遠藤航と守田英正に次ぐ3番手であり、主力にはなりきれていない。

さらには久保建英や三笘薫の台頭によって鎌田大地もボランチやインサイドハーフでの出場が増えてきており、旗手怜央も存在感を強めている。

日本国内にも松木玖生など優秀なMFが育ってきており、厳しい立場となっている。

2023年4月9日に行われたビーレフェルト戦で右膝内側じん帯を断裂の怪我を負うという不運もあり、監督との相性の悪さも目立った。

しかし、その実力は日本人選手としてはトップレベルであり、180㎝とサイズ面でも他の日本代表選手よりも秀でている。

大きな武器こそないが、バランスの良いMFとして今後ワンランク実力が上がれば、間違いなく日本代表に欠かせない戦力となるだろう。

リーズはイングランド2部リーグ所属だが、昨季までプレミアリーグで戦っていたクラブだ。

2020-2021シーズンはプレミアリーグで9位となっており、2部にくすぶり続けるクラブではない。

それゆえに、この移籍が実現しクラブでスタメンを奪えれば、近い将来プレミアリーグでプレーできる可能性もあるだろう。

北中米W杯まではまだ時間がある。

リーズへの移籍を決め、決して焦らず今季中にポジションを確保することができれば、再び日本代表の常連メンバーとなることができるはずだ。

果たして田中碧のリーズへの移籍が実現することになるのか、今後の動向に注目しよう。

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