いよいよCLグループステージ最終戦、インテルに引き分け以上で1位通過のソシエダは怪我人続出&過密日程で挑む
写真:レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督(Winner Media/アフロ)
12月12日(日本時間12月13日5時キックオフ)、CLグループD第6節「インテル対レアル・ソシエダ」の一戦が行われる。
共に勝ち点11で並び決勝トーナメント進出が決まっているが、1位通過と2位通過を決める重要な一戦となる。
日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダは、ブライス・メンデスやバレネチェアなど主力の多くが怪我で欠場予定となっており、ビジャレアル戦から中2日のアウェー戦ということもあり苦戦が予想される。
主力数名が怪我で欠場となるソシエダ
1位通過を決める重要な一戦となるインテル戦だが、腕の骨折により長期離脱となったブライス・メンデスに加えバレネチェアとアリ・チョーが招集外となった。
特にブライス・メンデスとバレネチェアは久保と同様にチームの主力選手であるため、大幅な戦力低下であるといえる。
ただでさえ中2日と厳しい日程であるにもかかわらず主力2人が出場できないとなると、選手のやり繰りが非常に困難となる。
フレッシュな状態で出場できるのはビジャレアル戦を妻の出産により欠場したオヤルサバルくらいか。
ビジャレアル戦でフル出場した主力の久保やスビメンディ、ミケル・メリーノ、トラオレなどは疲労が回復しない中でスタメン出場しなければならないだろう。
バレネチェアの代わりはようやくソシエダにフィットしてきた感があるザハリャンを起用し、怪我のブライス・メンデスの代わりはトゥリエンテスを起用するはずだ。
主力と比べれば能力は落ちるが、大幅に戦力が低下するまではいかないだろう。
しかし、問題は後半の交代枠となる。
久保などビジャレアル戦でフル出場したメンバーは当然ながらインテル戦でのフル出場が厳しいが、ザハリャンやトゥリエンテスもビジャレアル戦で長い時間プレーしている。
そのため、後半に間違いなくフレッシュなメンバーを4~5人投入することになるわけだが、アリ・チョーも怪我で欠場となるため戦力となるベンチメンバーが足りないのだ。
攻撃陣はアンドレ・シウバとカルロス・フェルナンデスがベンチにいるため、オヤルサバルとザハリャンと交代させ2トップにすることでなんとか対応できる。
しかし、久保やトゥリエンテス、スビメンディ、ミケル・メリーノらを交代させるメンバーが見当たらない。
本来SBであるオドリオソラを久保に代えて投入するアイデアもあるが、アンドレ・シウバとカルロス・フェルナンデスを起用するなら右WGのポジションがなくなるため難しくなる。
特に中盤の要であるスビメンディとミケル・メリーノは代わりとなる選手が見当たらないため、フル出場もしくは試合終盤まで引っ張る必要があるかもしれない。
もしくは思い切って1位通過を諦めメンバーを落とす選択肢も考えられる。
果たしてアルグアシル監督はこのピンチをどう乗り切るのか、その采配に注目だ。
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