
写真:三苫薫(提供:REX/アフロ)
イングランドプレミアリーグのブライトンは、三笘薫の移籍金を5000万ポンド(80億円)に設定した。
Jリーグの川崎フロンターレから約4億円で加入した三笘は、わずか1年半で20倍の価値を持つ選手となったのだ。
しかし、今後もさらなる活躍が期待できるだけに、「100億円超」の価値を持つ選手になる可能性も秘めている。
リヴァプール戦でのスーパーゴールでTwitterの世界トレンド1位に
あまりにも衝撃的なゴールだった。
1週間前に行われたれレスター戦でカットインからのスーパーゴールを決めていた三笘が、リヴァプール戦でさらなるスーパーゴールを決めてしまったのだ。
さらにそのゴールが昨季のFA杯覇者のリヴァプールであり、後半アディショナルタイムに飛び出したことから、試合後には世界中のスポーツメディアが大騒ぎとなった。
日本においても、「三笘薫」がトレンド入りしたが、世界でも「Mitoma」のタグでツイートする人が続出。
一時は世界のトレンド1位になってしまったのだ。
たった3ヶ月で欧州で最も注目される選手の1人に
驚くべきはその注目されるようになった「期間の短さ」だ。
今季プレミアリーグ初挑戦となった三笘は、シーズン序盤はベルギー代表トロサールの控えの立ち位置だった。
出場する時間は後半30分過ぎの10分程度であることが多く、プレミアリーグにおいて「無名」の選手であった。
しかし、監督が変わりしばらくすると、三笘はスタメンで使われ始める。
それが10月29日のことであり、そこから三笘の快進撃が始まる。
活躍したカタールW杯から戻ると、アーセナル戦、エヴァ―トン戦、レスター戦、そして昨日のリヴァプール戦と素晴らしいゴールを立て続けに奪った。
さらにゴール以外にも相手DFを圧倒するドリブルで何度もチャンスを演出。
たった3ヶ月で、プレミアリーグを代表する選手どころか、欧州サッカー界で最も注目される選手の1人となってしまったのだ。
これだけ活躍しても「さらに活躍するのでは?」と期待してしまう
三笘薫は、80億円の男となったが、多くのサポーターは、「今後もっと金額が上がるのでは?」と期待している。
ここまでの三笘薫は、6得点2アシストという結果を残しているが、リーグ戦で748分+カップ戦出場という短い出場時間でのこの数字は、明らかに異常だ。
直近の2試合(レスター戦とリヴァプール戦)のプレーを観る限りでは、「さらに活躍するのでは?」と感じてしまう。
多くのサポーターたちも同じ感情を持っていることだろう。
今後これまで以上に厳しいマークが付くことが予想されるが、縦へのドリブル突破とカットインからのシュート、そしてパスでチャンス演出ができる三笘であれば、活躍し続けるのではないだろうか。
近い将来、「100億円超の移籍金」といったことも現実になる可能性を秘めている。
ブライトンの次の試合は2月4日のボーンマス戦。
ボーンマスは18位と低迷しており、ブライトンのホームでの試合となるだけに、再び三笘が爆発する可能性がある。
そのワールドクラスのプレーに酔いしれよう。
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