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悲願のW杯制覇へ、カタールW杯でメッシが初戦から全力で臨む理由

写真:メッシ(Jean Catuffe/Getty Images)
11月16日、サッカーアルゼンチン代表はUAE(アラブ首長国連邦)と親善試合を行い、5-0で勝利した。

チームのエースであるリオネル・メッシ(35)は1得点1アシストを記録するなど、W杯に向けて好調をキープしている。

メッシ率いるアルゼンチン代表がW杯初戦から全力で臨む理由

どんな国でも、短期決戦であるW杯は初戦から全力で戦うものだ。

しかし、全力の中でも、「決勝トーナメントを見据えた全力」を行うのが強豪国の戦い方だ。

グループステージで2連勝できればエースを温存する国もある。

しかし、今回のアルゼンチン代表の場合は、3戦目まですべての試合を全力で臨まなければならない理由がある。

それは、「2位通過してしまうと決勝トーナメント1回戦でフランスと戦う可能性が高いから」だ。

グループCのアルゼンチンは、サウジアラビア、メキシコ、ポーランドと同組となっている。

7大会連続ベスト16に進出しているメキシコや、レヴァンドフスキのいるポーランドは、楽をして勝てる相手ではない。

グループDのフランスは、オーストラリア、デンマーク、チュニジアと同グループとなっている。

デンマークはFIFAランキング10位と強豪ではあるが、フランスの1位突破は固いと言えるだろう。

そう考えると、アルゼンチン代表は是が非でもグループステージを1位で突破し、フランスとの対戦を避けたいところだ。

アルゼンチン代表は、あくまでも「優勝」を目指している国であり、決勝トーナメントを見据え初戦から全力で戦うはずだ。

W杯で優勝すればメッシはペレやマラドーナに並ぶサッカー界の英雄になる

リオネル・メッシのことを、「サッカー史上最高の選手」であると認識している人は多い。

激しい守備が基本となる現代サッカーでキャリア通算のゴール&アシスト数が「1,000」を超えており、実際の実力で考えれば異論はないだろう。

しかし、選手としての「格」として考えてみると、やはりW杯で優勝を経験しているペレやマラドーナに及ばないというのが現実だ。

おそらくキャリア最後となるW杯で優勝を果たすことができたならば、彼らに並ぶ「サッカー界の真のレジェンド」として後世に語り継がれることだろう。

メッシにとっての「運命の1ヶ月」がいよいよ幕を開ける。

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