ラ・リーガの来季CL出場争いが面白い 勝ち点3差の中に6チームがひしめき合う大混戦
写真:久保建英(Jose Breton/Pics Action/NurPhoto via Getty Images)
11月7日、ラ・リーガ第13節「バリェカノ対レアル・マドリード」の試合が行われ、3-2でバリェカノが勝利した。
バリェカノが勝利したことで、ラ・リーガの来季CL出場圏内争いが激化し、勝ち点3差の中に6チームがひしめき合う状態となった。
久保が所属するレアル・ソシエダもこの6チームに含まれており、今後の戦いに注目が集まる。
ラ・リーガのCL出場圏内争いが激化
ラ・リーガの第13節では、ビルバオが敗れレアル・ソシエダやベティスら上位チームが引き分け、さらにはバリェカノがレアル・マドリードに勝利したことで、混戦の様相を呈している。
優勝争いは例年通りバルセロナとレアル・マドリードの2チームとなりそうだが、3位と4位の来季CL出場権争いは熾烈な争いとなっている。
3位アトレティコ・マドリード 勝点24
4位レアル・ベティス 勝点24
5位オサスナ 勝点23
6位レアル・ソシエダ 勝点23
7位アスレティック・ビルバオ 勝点21
8位ラージョ・バリュカノ 勝点21
このように、勝ち点差3差の中になんと6チームがひしめいているのだ、
さらに9位にも実力のあるビジャレアルが勝ち点18で追っており、今後おそらくビジャレアルを含めた7チームで2つの椅子を争う形となるだろう。
W杯後はレアル・ソシエダが戦力的に抜け出す可能性あり
カタールW杯による中断後は、再び過密日程が続くが、特に良い状態で臨めるのがレアル・ソシエダだ。
シーズン序盤は怪我人が続出しベストメンバーが組めない状況が続いたが、なんとか6位とCL出場圏内争いに加われている。
実力者が揃うチームで、スペイン代表ではミケルメリーノやオヤルサバル、スビメンディらが候補となっているが、もしも選ばれたとしてW杯でスタメンとして出場する可能性は低い。
さらにダビド・シルバはすでに代表を引退しており、ブライス・メンデスら連戦をこなしてきた選手たちも休養を取ることができる。
久保建英は日本代表の主力としてプレーする可能性が高いが、21歳とまだ若く、充分にW杯明けもフル稼働できるはずだ。
さらに、久保の相棒としてブレークしたセルロートはノルウェー代表であるため、W杯には出場しない。
そしてなんといっても、チームのエースであるオヤルサバルが万全の状態でチームに復帰できるのは大きいだろう。
EL(ヨーロッパリーグ)の決勝トーナメントも控えているが、マンチェスター・ユナイテッドを抑えて1位通過したことで、日程的にも余裕が生まれた。
戦力的には3位も狙える状態となるわけだが、対抗馬はやはりアトレティコ・マドリードとなるだろう。
W杯に出場する選手は多いが、CL(チャンピオンズリーグ)で4位となったことで、ELに回らずに早々と欧州のカップ戦から姿を消してしまった。
この状況はラ・リーガの4位以内にプラスに働くことだろう。
ただし、ベティスやオサスナ、アスレティックビルバオなども確かな実力を持ったチームだけに、シーズン最後までもつれる可能性も十分にあり得る。
バルセロナとレアル・マドリードの優勝争いも注目だが、3位、4位の座をどのチームが奪うのかにも注目だ。
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