久保建英,サッカー

ついに久保建英がレアルソシエダで再始動、狙うはEL優勝&ラリーガ4位以内

写真:久保建英(Jose Breton/Pics Action/NurPhoto via Getty Images)
日本代表MF久保建英がレアル・ソシエダに帰ってきた。

12月19日、レアルソシエダの日本版公式Twitterにおいて、「タケが帰ってきた」とツイートされた。

これでプレー可能な戦力が揃ったこととなり、レアルソシエダはELとラ・リーガの頂点を目指す。

エースのオヤルサバルの復帰で攻撃陣に厚みが生まれるソシエダ

レアル・ソシエダのシーズン後半戦はかなり期待が持てる陣容となっている。

ラ・リーガ上位クラブとしては珍しく、W杯に参加した選手が1名のみであったため、チームはコンディションが良い状態だ。

久保建英も、W杯自体はドイツ戦とスペイン戦の前半のみの出場となっており、その後体調不良に見舞われたが、W杯後に一定期間日本で休養できたことで万全の状態になっている。

W杯ベスト8以上に進出した国の代表選手を抱える上位クラブは、コンディション的にもレアル・ソシエダよりも戦力を整えるのに苦労するはずだ。

ソシエダにとっては、なんと言ってもエースのオヤルサバルの復帰が非常に大きい。

W杯中断前までは、本来MFの久保建英をFWで起用するなど、かなりFWの層が薄かった。

エースのオヤルサバルが復帰したことで、「オヤルサバル、セルロート、久保建英、アリ・チョー」の4人の主力でローテーションが組めるようになった。

さらに、久保を中盤の「ダビド・シルバ、ブライス・メンデス、ミケル・メリーノ」という3人とローテーションさせることもできるようになるため、チームの攻撃のクオリティを極力下げずにローテーションすることが可能となったのだ。

久保やシルバの負傷によってパブロ・マリンやロベルト・ナバーロといった若手も経験を積むことができたため、シーズン後半戦も戦力として出場させることもできるだろう。

EL優勝とラ・リーガ4位以内を本気で狙える状態であると言える。

久保の出場機会はシーズン序盤ほど多くはならないと予想される

シーズン序盤の久保建英は、予想に反して「チームの主力」として扱われ、ある程度の結果も出してきた。

エース級の働きとまではいかなかったため、オヤルサバル復帰後はベンチスタートとなる機会も増えるだろう。

しかし、すでにアルグアシル監督からの信頼は勝ち取っており、監督としても、「タケもいる」と考えているはずだ。

前述した通り、久保がいることでFW陣もMF陣もハイレベルなローテーションが可能となる。

シーズン序盤よりは出場機会は減るが、それでも十分に出番はあることだろう。

チームに復帰した久保の表情を見ると、サッカー選手としての「格」が上がっているようにも感じる。

シーズン後半は、「レアル・ソシエダ旋風」が巻き起こるかもしれない。

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