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ついにW杯で久保建英対アンス・ファティの「悪魔のコンビ」直接対決が実現、自国を勝利に導くのははたして

写真:久保建英(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
カタールW杯も全チーム2試合を戦い、ベスト16進出を決める国もあれば早々に敗退する国もあるなど、その光と影が色濃くなってきている。

日本代表は今のところまだ「影」にはなっていないが、3戦目が優勝候補のスペイン戦なだけに、早々に大会を去る可能性が高い。

しかし、何が起こるのか分からないのがサッカーの醍醐味でもある。

特にこの「日本対スペイン」の一戦は、久保建英とアンス・ファティにとってその他の選手たちよりも大きな意味を持つ試合となりそうだ。

久保とファティはバルセロナのカンテラ時代にFWでコンビを組んでいた戦友

日本のサッカーファンであれば、久保建英がバルセロナの下部組織(カンテラ)に所属していたことは知っているだろう。

18歳未満の外国人選手獲得の登録違反の制裁措置によって、久保は2015年3月に日本に帰国することとなったのだ。

カンテラで過ごした数年間、久保はFWとして得点を量産し将来を嘱望されていたのだが、この時コンビを組んでいたのが、カタールW杯のスペイン代表に選ばれているファティだ。

あるシーズンでは、久保が73得点、ファティが56得点を挙げ、2人で129得点を奪ったこともある。

対戦相手からは「悪魔のコンビ」と言われ恐れられていた。

久保が帰国してからも連絡を取り合っており、その後ファティはバルセロナで背番号10番を背負う選手に成長。

対する久保も紆余曲折ありながらも今季から強豪レアル・ソシエダに完全移籍を果たし、スタメンとして活躍している。

最高の戦友とのW杯での直接対決は、勝敗と併せて注目するポイント

日本対スペインの一戦は、当然ながら「日本がスペインに勝利できるのか」といった「結果」が最も注目されている。

しかし、それと同時に、「久保とファティのどちらが自国を勝利に導くか」という戦いも注目する価値があるだろう。

鎌田大地は2戦連続でスタメンフル出場しており、コスタリカ戦はコンディションも悪かったため、フレッシュな久保をスタメン起用する可能性もある。

また、スペインも3トップのオルモ、アセンシオ、F・トーレスの3人が2戦連続でスタメン出場していることから、日本戦はファティのスタメン出場もあり得るだろう。

もしも2人ともスタメンでなくても、総力戦となるグループステージ第3節では必ず出番が来るはずだ。

自国を光に導くのは久保か、ファティか。

運命の一戦は刻一刻と近づいている。

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