チャン・キムの-32に貢献したのは新パターだけじゃなかった

PING 2023 PUTTERの『ANSER』に変更して、異次元の記録を達成したチャン・キム(撮影:ALBA)

カシオワールドオープン」でこれまでの記録を更新する32アンダーで優勝した[▶▶▶チャン・キム、“-32”の記録更新は『ハート』の力?「パターを替えたのも一つの要因」【勝者のギア】]()

「キム選手が今大会から使用の『PING 2023 PUTTER』は、ブレード型のANSERからハーフマレットのDS72、大型マレットのTOMCAT 14など全10機種をラインナップ。ヘッドがシャープなANSERはアライメント効果が期待できるコントラストが強調されたトップレールを採用。トゥ・ヒールにタングステンを搭載してミスヒットに強く、ボールの転がりの良い浅い溝を採用しており、キム選手は4日間のパット平均が『1.5873』で最少ストロークを達成しました」(同社広報)

また、『G430 LST』ドライバーに今大会から[PING]()のツアー担当者が変更経緯を明かし「前のドライバーからDI-7TXを使用していましたが、『G430 LST』に替えてフェードが打てなくなってきてXも試した結果が同様だったため、以前使用していたVENTUS BL 7Xに替えてみました。そこでフェードが打てたことで即投入となりました」とのこと。

また、キムは優勝会見で新パターにしか言及しなかったが、今大会からシーディング中の[チャン・キム]()選手はツアー供給が始まったばかりのNEW プロV1 プロトタイプを今大会から使用。ニューボールにスイッチしていきなり、記録ずくめのベストゲームを展開したことになります」とツアーレポートとキムのコメントをこう明かす。

「打ち出し、飛距離ではNEWプロV1・プロV1xともにとてもいい感じでしたが、若干ロースピンで打感もソフトに感じたプロV1をチョイスしました。ボールを替えたことでスピンコントロールがさらに容易になり、ウェッジショットでより“攻める”ゲーム展開ができるようになりました。それが(日本ツアー記録の)通算32アンダーに繋がったと思います」(チャン・キム

チャン・キムの優勝セッティング】
1W:ピンG430LST(9°ベンタスブルー7X、45.25インチ)
3W:ピンG425LST(14.5°ツアーAD UB-8TX)
3I:ピンi Crossover(20°ベンタスブルーHB 10X)
4I〜W:ピンBlueprint(N.S.PRO Modus3プロトタイプTX)
52,56,60:[ボーケイ]()SM9(DG EXツアーイシュー)
PT:ピン2023パターANSER
BALL:タイトリストProV1(23年モデル)

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