
写真:久保建英(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
いよいよ明日に迫ったカタールW杯グループEの第2節、「日本対コスタリカ」の一戦は、決勝トーナメントに進出するためにもぜひ勝っておきたい試合だ。
W杯で2連勝となれば、一気に「まだ見ぬ新しい景色」である「W杯ベスト8」が見えてくるはずだ。
その景色を見るためには、さらに「久保建英のゴール」が必要であると言えるだろう。
コスタリカ戦に勝利しドイツがスペインに引き分けor負けで日本の決勝トーナメント進出が決まる
第1節を終了した時点での勝ち点は、日本とスペインが「3」で、ドイツとコスタリカが「0」となっている。
明日行われる第2節で仮に日本が勝利した場合、勝ち点3を積み上げ「6」となる。
ドイツがもしもスペインに負ければ、スペインと日本が勝ち点「6」で並び、ドイツとコスタリカが「0」のままとなるため、グループステージ最終戦を待たずして決勝トーナメント進出が決まる。
これはドイツがスペインに引き分けた際も同じだ。
日本代表としては、もちろん目の前のコスタリカ戦に100%集中することが重要となるが、同じグループEの「ドイツ対スペイン」の一戦もかなり大きく関わってくる戦いなのだ。
決勝トーナメント1回戦はベルギーへのリベンジマッチとなる可能性が高い
仮に日本がグループEの2位で通過した場合、かなり高い確率でベルギーと戦うことになるだろう。
すでにベルギーは1勝しており、2戦目が格下のモロッコであること、そしてこのグループF最大の敵となるクロアチアが初戦で引き分けているからだ。
日本がグループEの2位で決勝トーナメント進出となれば、2018年ロシアW杯の決勝トーナメント1回戦で大逆転負けを喫したベルギーへのリベンジマッチとなる可能性が高い。
久保建英のゴールという「勢い」が付けば、ベルギー撃破も十分にあり得る
ベルギーは、FIFAランキングでブラジルに次ぐ2位であり、デ・ブライネやクルトワ、アザール、ヴィツェル、トロサールなどタレントも豊富だ。
自力では日本よりも強いのは間違いない。
しかし、日本の攻撃陣は前回のW杯の経験者が「0」であり、ベルギーへの苦手意識はない。
抜群の知名度を誇り、日本代表内でも愛されるべきキャラクターである久保建英が1ゴールでもグループステージで決めてくれれば、間違いなく攻撃陣の勢いは最高潮となることだろう。
決して決定力が高いプレーヤ-ではないが、東京オリンピックで3試合連続ゴールを奪うなど短期決戦には強いタイプであるがゆえに、やってくれそうな雰囲気はある。
同じポジションにはドイツ戦でも活躍した三苫薫がいるため、コスタリカ戦は途中出場の可能性が高いかもしれないが、短い出場時間でも結果を出してほしいところだ。
まずは明日行われるコスタリカ戦に勝利し、「絶対無理と言われた決勝トーナメント進出」を実現させよう。
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