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久保建英がジローナ戦MOM、メッシクラスのドリブルにデ・ブライネクラスのパスを連発

写真:久保建英(提供:ムツ・カワモリ/アフロ)
5月13日、ラ・リーガ第33節「レアルソシエダ対ジローナ」の一戦が行われ、2-2の引き分けに終わった。

日本代表MF久保建英は、先制点となったPKを誘発し、ダビド・シルバの得点をアシストするなど、MOMに選出された。

レアル・ソシエダは勝ち点を62に伸ばし、来季のCL出場権獲得となる4位をキープしている。

完全なるレアル・ソシエダのエースとなった久保建英

圧巻の活躍だった。

ダビド・シルバでもオヤルサバルでもなく、レアル・ソシエダのエースは久保建英だと言っても過言ではないだろう。

ジローナ戦の久保は、ドリブル突破にボールキープ、キーパスの質と本数、シュートへの積極性など、どこを切り取ってもチームナンバーワンの出来だった。

久保がボールを持つたびにソシエダのチャンスとなり、観客を沸かし続けた。

前半24分のダビド・シルバのゴールをアシストした久保のパスは、利き足こそ違えどまるでかつてのベッカムや現代サッカーナンバーワンMFのデ・ブライネのような質だった。

53分には、右サイドのエリア内でハビエル・エルナンデスと対峙した際、細かなステップでタイミングをずらして完璧なドリブル突破を見せる。

日本代表の同僚である三笘薫とはまた違った質のドリブルに、ハビエル・エルナンデスはなす術なくかわされた。

久保のドリブルは、まるでメッシが相手をかわすような、そんな完璧なドリブルだった。

57分、久保は圧巻のプレーを披露する。

自陣でボールを奪ったソシエダは、素早く右サイドに張っていた久保にパスを出す。

久保はワントラップすると、全盛期の香川真司並みの反転でダビド・ロペスのマークを一瞬で剥がし裏のスペースに抜ける。

必死に食らいつくロペスに一度は追いつかれるが、今度はダビド・シルバへの素晴らしいパスを供給した。

惜しくもシルバのシュートはGKに阻まれ得点にはならなかったが、決定的なシーンを久保の個人技で演出した。

61分には、ドリブルを警戒されていると判断した久保はエリア内のオヤルサバルへ横パスを通す。

パスを受けたオヤルサバルはドリブルした際に倒されPKかと思われたが、これは逆にシミュレーションをとられてしまう。

CKもほとんど久保が担当し、質の高いボールをエリア内に供給し続けた。

引き分けに終わったが、久保は文句なしのMOMに選出された。

ビジャレアルが勝利し勝ち点差が「5」に縮まる

ソシエダは、残り4試合の時点で4位をキープしており、来季のCL出場権獲得が可能な状況となっている。

しかし、今節でビジャレアルがビルバオに5-1で勝利したため、勝ち点差は「5」に縮まった。

バルセロナやアトレティコ・マドリードとの試合も残されているため、来季のCL出場権獲得は簡単ではない。・

残り4試合、久保はその活躍でソシエダをCLに導くことができるのか、注目しよう。

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