
香川真司、Jリーグのセレッソに復帰が決定的か、小さな魔法使いの欧州での戦いが終わる
香川真司,(Photo by ANP via Getty Images)
1月28日、ベルギーの地元メディア「HBvL」が元日本代表MFの香川真司がJリーグに移籍すると報じた。
移籍先は古巣のセレッソ大阪が有力で、これが実現すれば12年半ぶりの復帰となる。
欧州で輝かしいキャリアを刻んだレジェンドが、旅を終えようとしている。
左足首の手術をしたものの、現在はプレ―できる状態
香川真司は、昨季1月にベルギーのシントトロイデンに移籍し、12試合出場で2得点をしていた。
しかし、2022年11月に痛みを抱えていた左足首の手術を行っていた。
現在はプレーできる状態までコンディションを上げており、1月22日のヘント戦ではベンチ入りを果たしていた。
12年にも渡る欧州での戦いが終わる、輝かしい香川真司の実績
2023年1月現在、日本代表の三笘薫がプレミアリーグ、久保建英がラ・リーガ、鎌田大地がブンデスリーガで注目される存在となっているが、香川真司の全盛期にはまだ及ばない。
それほど、この男が輝いた時間は色濃く、多くのサポーターの記憶に刻み込まれている。
まるで猫の様なしなやかな身のこなしで反転し相手をかわし、果敢にエリア内に仕掛け美しいゴールを奪う。
スルーパスの精度も一級品で、数多くのアシストを記録してきた。
当時、あのマンチェスター・ユナイテッドのファーガソン監督がわざわざ香川真司をチェックしにドイツへと足を運び、獲得を決めた。
さらに、当時レアル・マドリードの監督をしていたモウリーニョは、香川真司を白い巨人に引き入れようと打診をした。
欧州ベスト11に何度も名を連ね、欧州でその名を知らぬものがいないほどの成功を収めたのだ。
ドルトムントでは、2010—2011、2011—2012シーズンと連覇を果たし、マンチェスター・ユナイテッドに移籍した翌年の2012—2013シーズンでもプレミアリーグで優勝を果たした。
また、再びドルトムントに復帰した後も、オーバメヤンやロイス、ムヒタリアンと共に「ファンタスティック・フォー」と称えられるほどの活躍を見せた。
公式戦8試合30得点中この4人で25点を挙げるなど、再びドルトムントで輝いたのだ。
しかし、その後は出場機会が激減しトルコやスペイン2部、ギリシャ、ベルギーのクラブを転々とするシーズンが続いた。
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