写真：板倉滉（提供：picture alliance/アフロ）
日本が誇るCBの去就問題が再び浮上している。
プレミアリーグのクリスタルパレスやトッテナムが、ボルシアMGに所属している日本代表DF板倉滉（26）の獲得に興味を示しているとイギリスメディア『TEAMtalk』が報じた。
CBの獲得を目指しているクリスタルパレスは、フランクフルトのウィリアン・パチョ（22）の獲得を目指すが、獲得できなかった場合に備え板倉をリストアップしたようだ。
トッテナムは今夏にも板倉獲得に動いていたとされており、早ければ今冬にも「プレミアリーグの板倉」が誕生する可能性がある。
確かな実力を持つ板倉ならばプレミアでも通用する可能性は高い
日本代表においてアーセナルの冨安健洋と共に最強のDFラインを形成している板倉滉は、今季も引き続きボルシアMGでプレーしているが、ポテンシャル的には欧州コンペティションへ参加すべき選手であるといえる。
186㎝とCBとしてはスタンダードだが、ジャンプ力もありヘディングは非常に強い。
さらには身体能力が高くピンチをスライディングで防ぐプレーもできる。
ボランチでプレーしていた経験もありビルドアップに安定性もあるため、プレミアリーグで通用する可能性は高いだろう。
世界最高のプレミアリーグに日本人選手が増えていく意味
もしも板倉滉が今冬もしくは来夏にプレミアリーグに移籍することになれば、三笘薫（ブライトン）、冨安健洋（アーセナル）、遠藤航（リヴァプール）に次ぐ4人目の選手となる。
これまで香川真司や岡崎慎司、南野拓実、吉田麻也などがプレーしたことがあるが、4人以上の日本人選手が同時期にしっかりとした戦力としてプレーしたシーズンはない。
日本代表はドイツに2連勝し現在6連勝中と新たなフェーズに突入しているが、板倉滉がプレミアリーグに移籍し4人がプレーすることになれば、日本代表の強さを象徴する出来事になることだろう。
久保建英もマンチェスター・ユナイテッドが獲得を目論んでおり、さらには中村敬斗や菅原由勢、鈴木彩艶、旗手怜央なども将来的にプレミアでプレーできるポテンシャルを持っている。
世界最高のプレミアリーグに日本人選手が増えていくことは、「日本が強豪国になった証」といった意味を持つことになる。
果たして板倉の移籍は実現することになるのか、その動向に注目しよう。
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