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まさにレジェンド!フランクフルト長谷部フル出場でCL初勝利に貢献!

長谷部誠(Photo by Soccrates/Getty Images)

9月13日、UEFAチャンピオンズリーググループD第2節、マルセイユ対フランクフルトの一戦が行われ、1-0でフランクフルトが勝利した。

日本代表MF鎌田大地(26)は後半43分まで出場、元日本代表MF長谷部誠(38)は先発フル出場を果たした。

38歳長谷部が3バック中央で先発し、さすがの統率力を見せる

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(Photo by alphaspirit)

ヨーロッパサッカーにおける最高峰のコンペティションであるUEFAチャンピオンズリーグの舞台に、日本代表を4年前に引退した選手が先発フル出場で勝利に貢献するなど、誰が予想しただろうか。

日本サッカー界とフランクフルトにとってのレジェンドである長谷部誠は、見事にそれを実現させた。

ボランチで先発出場した鎌田大地と共に、高い集中力で相手の攻撃を防ぎ、1-0の勝利に貢献した。

長谷部がチャンピオンズリーグの舞台で先発出場したのは、2009年12月8日に行われたマンチェスター・ユナイテッド戦以来となる。

なお、マルセイユとの試合で長谷部が記録した38歳238日でのチャンピオンズリーグ出場は、ドイツブンデスリーガのクラブに所属する選手としては、ローター・マテウスの38歳353日に次ぐ年長記録となる。

もしフランクフルトがグループステージを突破し、決勝トーナメントに進出すれば、マテウスの記録を抜く可能性もあるのだ。

なにより素晴らしいのは、ただ出場するだけでなく、「素晴らしいプレーで勝利に貢献したこと」。

相手に与えた得点は「0」で、DF陣を完璧に統率しクリーンシートを達成させた。

ドイツの『ZDF』で長谷部は、「もしチャンピオンズリーグのピッチに立ったら泣いてしまうかも」とコメントしていたが、試合開始前も試合中も感極まる表情は見せず、闘将としてチームを見事にまとめ上げた。

38歳で5年契約を結んだ意味

長谷部誠は、2022年2月にフランクフルトと5年間の契約延長をしている。

38歳の選手に5年間の契約を提示することがどれほど特殊なことなのか、サッカーを知る者であれば理解できるだろう。

すでに長谷部はドイツサッカー協会のコーチングライセンスの講習を受けている。

クラブ側は、選手としての活動を終えたその瞬間から、指導者としてチームに残ってほしいと考えているのだ。

練習に対する姿勢や態度、勤勉さ、人格など、そのすべてがクラブにとって有益であると判断されている。

将来的にフランクフルトのコーチ、監督を務めいつか日本代表の監督に就任するといったこともつい期待してしまう。

日本代表は引退したが、長谷部は今もなお日本サッカー界を引っ張り続けている。

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